プチヴァカンス、理想のパートナーとは?
友人とパートナーシップを深めるのも良し、両親への感謝というメッセージを具体化するのも良し、逆に子供とのスキンシップをホテルという環境を変えてチャレンジするのもプチヴァカンスの豊かさを象徴する。勿論、恋人同士のカップリングという定番もあるだろう。エージマーケティング風に表現すると、例えば団塊の世代のプチヴァカンスには最高の舞台ともいえる。この場合は夫婦での利用が理想的なシチュエーション。ホテル滞在にスパタイムをプログラムすることで、このプチヴァカンスが一層思いで深いものになることは間違いない。
プチヴァカンスの本質はどこに……?
最近、大阪での出店が決定しているスターウッドグループ(ウエスティンホテルやシェラトンホテル、Wホテルなどを傘下に収める世界的なホテルチェーン)の最高級ホテルブランドの「セントレジス」のNY本店は、実はアフタヌーンティー発祥のホテルとしても有名で、このアフタヌーンティーがどのような経緯から始まったのか興味深いところ。同ホテルの開業は1904年、NYのランドマークとしての存在感を持つホテルとしてジョン・ジェイコブ・アスター(NYを代表する実業家として有名。彼の名は現在「ジェイコブコンベンションセンター」として現在にも名を残している)が開業した。
その後、1929年10月24日、暗黒の木曜日で株の大暴落が起こる。市内のホテルは閑古鳥の状態が続く。その時、時のホテルの総支配人が考えたのがウィークエンドプランという名の宿泊プラン。特に客室稼働率が10%台に落ち込む週末対策として考えたのが同プランで、2日間のホテル滞在を豊かなライフスタイルにするために英国の伝統文化であるアフタヌーンティーを盛り込んだというわけ。こうした歴史を紐解くと、案外とプチヴァカンスの本質が見えてくる。
圧倒的な眺めを誇る、マンダリンオリエンタル東京自慢のレセプション |
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■マンダリンオリエンタル東京
- 所在地:東京都中央区日本橋室町2-1-1
- TEL:03-3270-8800
- 宿泊料金:1泊71,400円(税サ別)~
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