世界最大のホテルチェーン「マリオット」の新業態
「モクシーホテル」が日本初上陸!

2017年11月1日に開業したモクシー東京錦糸町の外観

2017年11月1日に開業したモクシー東京錦糸町の外観

「モクシー・ホテル」(Moxy Hotel)は、マリオット・インターナショナルの新業態ホテルとして、「ミレニアル世代をターゲットとし、2014年に第1号店をミラノに開業」したデザイナーズホテル。ユニークなデザイン性とホテルとしての利便性を重視したパブリックスペースは、ホテルビジネスのプロフェッショナルでも意外性を感じさせるほどのインパクトを与えています。

他ホテルとの違いが一目で分かるパブリックスペース。ライフスタイルホテルの特徴と言える

他ホテルとの違いが一目で分かるパブリックスペース。ライフスタイルホテルの特徴と言える

まずはロケーションのユニークから解説します。JR総武線の下町エリアにある錦糸町に開業した新ホテルの名称は「モクシー東京錦糸町」(Moxy Tokyo Kinshicho)。下町の情緒溢れる錦糸町駅の南口から徒歩5分ほどの飲食ビルやラブホテルが集積する一角にあった築30年のオフィスビルをホテル業態にコンバージョンしたもの。

錦糸町は、近来、都内の主要観光地である浅草や東京スカイツリー、高速道路のインターチェンジの近くにあり、更には羽田空港、成田空港、東京ディズニーランドへのアクセスにも非常に便利なロケーションであり、インバウンドゲストにとっては人気のスポット。なお、マリオット・インターナショナルとしては錦糸町はホテル初進出ではなく、2006年3月までは「東京マリオットホテル錦糸町東武」としてのホテル運営実績があります。

バーカウンターにホテルのフロント機能が!

チェックインカウンターのすぐ隣にバーカウンターという、なんともユニークな設計

チェックインカウンターのすぐ隣にバーカウンターという、なんともユニークな設計

「モクシー・ホテル」の特徴が何よりも感じられるのがフロント・ロビー空間。エントランスを潜り抜けるとラウンジ兼用のカフェが設けられており、中央にロの字型のカウンターというユニークな設計。このカウンターに、ホテルのフロント機能があり、ホテルゲストは、ここでチェックインの手続きをとります。そのすぐ横ではバーカウンターでホテルゲストがオリジナルカクテルや地ビールを飲んだりしているシーンメイクが楽しめます。

ホテル業界事情に詳しい筆者の分析としても、これだけ自由な発想でホテルを具体化した事例はないと思います。欧米では、既にこうしたデザイナーズホテルが幾つかオープンしていますが、日本では間違いなくモクシーが最初のケースになると思います。

同ホテル生沼久キャプテンは、ホテルの特徴について次のように語ります。

「いま、世界中で開発されている様々なホテル業態のなかでもモクシーのコンセプトは突出していると思います。その最大のポイントはロケーションと客層。単にミレニアル世代ということだけでなく、ライフスタイルにこだわりを持つトラベラーの方々にとっては、このホテルの滞在は今までにない斬新なホテル体験をして頂けると確信します。特にインバウンドのゲストの皆様にとっては、この錦糸町は"ディープ東京"を文字通り実感できる雰囲気があり、喜んで頂けると思います」

モクシー東京錦糸町キャプテン・生沼 久さん

リーゼントがクールなモクシー東京錦糸町キャプテン・生沼 久さん


こう語る生沼キャプテンがまたユニークで、リーゼントのヘアスタイルはホテルマン歴20年余というキャリアでも、一度も変えたことがないという頑固な一面が。

「オーセンテックな外資系ホテルのホテルマンも経験していますが、このリーゼントのヘアスタイルだけはどこでもなかなか受け入れてもらうのに時間がかかりました。ですが、このスタイルを止めることはしなかった。やっと、自分自身のポリシーとホテルのコンセプトが一致したというのが本音です」と笑顔を垣間見せてくれました。


客室、館内サービスともに大満足のコストパフォーマンス

気軽に楽しめる、セルフサービスの飲食サービス

気軽に楽しめる、セルフサービスの飲食サービス

1階のラウンジ&カフェでは、セルフサービスでテイクアウト出来る飲食サービス(24時間営業)、豊富な充電用コンセント、高速の無料WiFiを備え、イメージとして客室に閉じこもるというニュアンスよりラウンジでのんびり過ごす感じでホテル滞在を楽しむというストーリーが描かれています。

客室の一部屋。ベッドサイドには、個性的な電話などが設置

客室の一部屋。ベッドサイドには、個性的な電話などが設置

客室は、全部で205室。オフィスビルのコンバージョンでありながら、どの客室もコンパクトにデザインされており、広さ18~20平方メートルの1ベッド及び2ベッドの2つの部屋タイプの設定がされています。

印象としては、まさにニューヨークやロンドンにあるデザイナーズホテルの雰囲気を醸し出しています。意外なのは天井が高く、部屋の広さ以上に開放感があります。また、浴室は高機能のレインシャワーを導入、バスタブが無い代わりに最高級のリラクゼーションが楽しめます。このホテルの特徴である"滞在"という意味では、やはり自宅にいるような雰囲気でのホテルスティということで、あまりデザイン性を強調していない点も見逃せませんね。

スタンダードルーム。他ホテルより天井が高く、20平方メートル以上に広く感じる空間になっている

スタンダードルーム。他ホテルより天井が高く、20平方メートル以上に広く感じる空間になっている

料金は時期によって変動しますが、客室単価平均14000~20000円。チェックインは15:00(最終チェックインは24:00)、チェックアウトは12:00。館内設備としては、宿泊者以外も利用可能な24時間営業のバーラウンジ、会議室(最大30名収容)、スポーツジム(宿泊者専用、24時間利用可能)、コインランドリー(有料)、貸し自転車。

都内の主要観光地へのアクセス、館内設備、コストパフォーマンス共に大充実の「モクシー東京錦糸町」では、今までになかった、新しい形のホテル滞在を体験できるでしょう。


◆ホテル概要
住所:〒130-0022 東京都墨田区江東橋3-4-2
電話:03-5624-8801
運営:(株)パシフィカ・キャピタル(セス・サルキン代表取締役社長)
モクシー東京錦糸町HP


(注)モクシー東京錦糸町は、マリオット・グループとの運営委託契約に基づき、パシフィカ・キャ ピタルの 100%子会社である株式会社アメリカンホテルマネジメント(セス・サル金代表取締役社長)が運営しております。つまりアセットマネジメントは(株)パシフィカ・キャピタル、経営主体は(株)アメリカンホテルマネジメント、マリオット・グループは人材及び運営ノウハウを提供、という形になっております。

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