露出補正で適正な明るさに
もうひとつ注意しておきたい点は、露出補正だ。シチュエーションによっても異なるが桜を撮影する際には多くの場合、プラスに補正した方がいい結果が得られる。
▲上:フルオート。下:露出補正+1.0。やや補正しすぎだが、まああくまでも例なので。 |
昨今はメモリーカードも安いので保険としてブラケット撮影(露出補正などを施して3枚程度を同時に撮影する機能)をしてしまうのも手だろう。
欲張らないことが構図のキモ
これは桜の撮影に限らないが、なにをどう見せたいのかを考えなくてはならない。枝なのか、房なのか、木全体なのか。
下の写真であれば、中央にある比較的咲いている枝を見せたいわけだ。
というわけでよりその枝を強調できる下の構図がより望ましい。
▲余白があることで逆に集中すべき点が浮かび上がってくる。 |
▲同じように房を見せる場合でも、バックがうるさいと浮かび上がってこない。 |
こんな感じで見せたいものを優先できるよう、意識して構図を撮るといいだろう。