1200万画素のデジタルカメラであれば300万画素は面積で4分の1(各辺1/2)に相当する。
これを画像で現すとこういうことになる。
▲3倍ズームの望遠端で撮影した画像。 |
▲中央の300万画素相当部分。 |
▲300万画素のみを切り取ると、6倍ズーム相当に! |
つまり、中央部分の300万画素分の撮像素子だけを利用して撮影しているのだ。
この撮影方法であれば、原則的に画質の劣化なしにズームが可能になるというわけだ。
しかし、この方法では拡大すればするほど画素数は少なくなっていかざるをえない。
たとえばEX-Z1200(レビュー)などは最大で18.7倍まで疑似光学ズームを利用することができるが、このときの画像サイズは640x480ピクセルとなってしまう。
▲640x480ピクセルで切り出すということは、こういう感じ。 |
640x480ピクセルであっても用途によっては使える大きさではあるが、やはりやりすぎはよくないといったところだろうか。
筆者としては3倍ズームレンズを6倍相当にするていどが見切りどきではないかと感じている。