撮影時にもっとも多い失敗は手ぶれ。その次にくる失敗は……
デジタルカメラでの撮影時にもっとも多く挙げられる失敗は、なんといっても手ぶれだろう。これは各社が機械式手ぶれ補正や、高感度対応によってできるだけ対応していようとしている。
手ぶれの次にくる失敗は、逆光ではないだろうか。
特にこれからの季節、日差しがきつくなるために逆光もより大きな失敗となってしまう。
というわけで、今回は逆光の克服法が課題である。
顔認識機能があると便利は便利だが……
ひとつの解決方法として、顔認識機能の搭載されているデジタルカメラを購入するというものがある。昨今のデジタルカメラでは中級機以上の機種で多数搭載さている機能である。
顔認識を行わせることで、逆光になっている顔を明るく撮影することができるのだ。この機能を顔認識AE(AEは自動露出の意)という。
▲顔認識AF+顔認識AEに対応しているIXY DIGITAL 900IS。 |
ただし、これも万能ではない。というのも顔認識機能自体を搭載していても顔認識AEを搭載していない機種もあるからだ。
また、逆光は人物に対して起きるわけではない。
たとえば下の画像を見ていただきたい。
▲モミジが綺麗に開いているところを撮影しようとして失敗。 |
この写真のように、植物を撮影する際などに起きた逆光は顔認識機能ではどうしようもない。
逆光対策として顔認識機能は万能ではないということを覚えておいたほうがいいだろう。
といったわけで、次ページからは顔認識AE以外での逆光対策をいくつか書いてみるとしよう。
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