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逆光を克服する3つの方法とは?(3ページ目)

夏の強い日差しを背にしてしまい、顔が真っ暗に撮れてしまった……非常によくあるミスではないだろうか。このミスをなくすためには、逆光とはなにかを知らなくてはならない。そして克服するための方法とは?

清水 博之

執筆者:清水 博之

デジタルカメラガイド

焚けよフラッシュ! 日中シンクロ!

さて、まずは画像である。
このキュートな河童像だが完全に逆光となっており、その表情を楽しむことができない。

逆光でほとんど顔が見えていない。

典型的な逆光による失敗といえるだろう。

落ちてしまっている影がこれほどまでに強いと、露出補正ではなかなか救えない。
これからの季節、これくらいの日差しの強さで逆光になることは多いだろう。
というわけで他の手段を講じなくてはいけない。

実は逆光対策には必殺技があるのだ。必殺技なので、もちろん名前もついている。
その必殺技の名は『日中シンクロ』。
昼間の屋外であってもフラッシュを強制的に焚くことによって、影を消してしまう技だ。
雷マークのフラッシュボタンで「強制発光」を選択することで日中でもフラッシュを焚くことができる。

こんな表情をしていたことがわかる。

いかがだろうか。河童の顔もしっかりと見えるようになった。
フラッシュ光特有のテカリはあるが、これは素材にもよる。人物を撮影するのであればさほど目立たないことが多い(まあ、それもどれだけ発光するのか、距離はどのくらいかなどによって異なってくるのだが……)。

記念写真などで逆光になっていそうだなと思ったときは、日中シンクロでフラッシュを焚いて撮影するものと、そうでないものの2枚を撮影するといいだろう。
また、これらの対策すら必要としない、究極的な逆光対策が存在する。
最後にそれをお伝えするとしよう
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