新搭載の機械式手ぶれ補正機構をチェック!
IXY DIGITAL 800ISに搭載された手ぶれ補正機構はシャッター速度換算で3段分の補正効果があるという。この『3段分』の意味が分からない場合はこちらのガイド記事のこのページを読んでいただければ、ざっと理解していただけるはずだ。
現在のところ、この手ぶれ補正機構の効果を客観的に評価できるようなテスト方法は存在しない。
常に同じ分だけ手ぶれを起こす『手ぶれ再現マシーン』でもあれば別なのだろうが、今回は筆者の手持ちによる撮影でテストを行ってみた。
レギュレーションは以下の通り。
光を調節してシャッター速度を1/8秒に設定できるようにする。ワイド端で10枚撮影。等倍で見てみて手ぶれのあるものを見つけていく。こちらのガイド記事で行ったチェック方法だ。
まずは手ぶれ補正機構を切って撮影。
▲手ぶれ補正機構OFF・シャッター速度 1/8秒 |
やはり合格点を与えられるのは10枚中1、2枚といったところだった。まあ、筆者でなくとも多くのユーザーがこんなところだろう。
そして手ぶれ補正をオンにして撮影してみよう。
▲手ぶれ補正機構ON・シャッター速度 1/8秒 |
今回の撮影に関しては7枚までがOKといえるレベルであった。
客観性や再現性の高いテストとはいえないが、それでも充分な効果があったことは分かってもらえるはずだ。
室内でフラッシュを使わずに撮影する際に1/8秒というシャッター速度は多用される。
このシャッター速度であるていど使い物になるかどうかが、機械式の手ぶれ補正機構の分水嶺といえる。
この点、IXY DIGITAL 800ISは充分に合格点が与えられるものとなっている。
機械式手ぶれ補正機構が搭載されているデジタルカメラで、気になるのはバッテリーライフだ。
そのあたりもチェックしてみるとしよう。
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・Page1 ついにIXY DIGITALが手ぶれ補正を手中に!? ・Page2 そのボディはもはや有機的 ・Page3 手ぶれ補正機構をチェックしてみる ・Page4 嫌味なほどに弱点が見つからない…… ・Page5 IXY DIGITAL 800IS スペック&実写画像 |
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