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ついに手ぶれ補正機構! IXY DIGITAL 800 IS(2ページ目)

ついに ── あるいはようやく ── IXY DIGITALが機械式手ぶれ補正機構を搭載してきた。世界でも最大のシェアを持つ巨人・キヤノンの手による手ぶれ補正機構はどれほどの実力を持つのであろうか?

清水 博之

執筆者:清水 博之

デジタルカメラガイド

有機的な外見を持つボディ

これまでのIXY DIGITALの印象を保ちながら、IXY DIGITAL L3やIXY DIGITAL 700などから取り入れられているカーバチャーデザインはさらに発展している。より多くの曲面が採用されており、有機的と呼んでもいいほどのデザインとなっているのだ。

この側面の処理はかなり驚異的なつくり。金型の製作には相当力を入れているようだ。

デザインのいいデジタルカメラというと思い起こされるのがEXILIM Sシリーズだが、こちらはソリッドに仕上げられており、カーバチャーデザインのIXY DIGITAL 800ISとは対極を為しているといっていいだろう。
あえていうのであれば、シルバーのみでカラーバリエーションがないところが残念なところだ。
USBポートのカバーなども曲面でまったく違和感なく仕上げられており、デザインとしては別格の存在といってしまってもいいだろう。

ふたがフラットになっているだけではなく、曲面にフィットしている。

高感度対応はどのようなものか

さて、やはりもっとも気になるのは手ぶれ補正機構の実力だろう。また、ようやく高感度にも対応しており、そちらも気になるところだ。
まずはISO800の画像がどのようなものか、実際の画像で見てみるとしよう。

上:ISO100
下:ISO800 共に等倍切り出し

というわけで……まぁ、かなりノイズまみれとなっているわけだが、LサイズプリントやWeb用に640x480などに縮小すれば使えるというレベルではある。
なんかここ最近、高解像度対応を解説する時にはこの文章を何度も書いているような気がしないでもないのだが(笑)。

ただし、IXY DIGITAL 800ISのISO800では気をつけていただきたい部分がある。ノイズがかなり多くなり、色情報がやや失われる傾向にあるということだ。やはり、緊急対応ていどに考えておいたほうがいいだろう。
多くの場合、手ぶれ補正機構だけで充分に対応できるはずだ。

それでは、いよいよ機械式手ぶれ補正機構の実力を見てみるとしよう
Page3へ)

・Page1 ついにIXY DIGITALが手ぶれ補正を手中に!?
・Page2 そのボディはもはや有機的
・Page3 手ぶれ補正機構をチェックしてみる
・Page4 嫌味なほどに弱点が見つからない……
・Page5 IXY DIGITAL 800IS スペック&実写画像

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