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小型でも12倍ズーム搭載 LUMIX DMC-FZ7(3ページ目)

元祖手ぶれ補正機構+12倍ズームレンズがしっかりとしたグリップを伴って新機種になった。そのほかにもいくつかの新機能をフィーチャーしており、そのあたりを中心にチェックしてみた。

清水 博之

執筆者:清水 博之

デジタルカメラガイド

軽くて小さな高倍率ズーム機

遅れたが基本的なスペックをざっと俯瞰しておこう。
CCDは1/2.5型の600万画素。液晶ディスプレイは2.5型へと大型化されている。レンズは36-432mm相当の12倍ズーム。
もちろん、パナソニックのお家芸ともいえる手ぶれ補正機構搭載だ。

液晶ディスプレイはもはや「標準型」となった2.5型。

液晶ディスプレイには通常モード、晴天下に対応して輝度を増すパワーモード、そしてハイアングルモードと3つのモードがある。

DISPLAYボタン長押しでLCDモードが切り替わる。

特にハイアングルモードははじめて搭載されたものだが、そこそこの見易さを確保している。
少なくとも構図を確認できるていどには使える。ハイアングル撮影のときには積極的に使用していきたい。

CIPA準拠(用語解説)のバッテリーライフは液晶ディスプレイを使用している場合は320枚、EVFを使用している場合は340枚と、なかなか良好。

CIPA準拠で撮影可能枚数は320枚。一泊二日の旅行ていどなら余裕だろう。

全体的なスペックとしては、ごくごく一般的な12倍ズーム搭載機となっている。
しかし、キヤノンのPowerShot S2IS(レビュー)や、兄弟機となるDMC-FZ30などと大きく異なる部分がひとつある。
重量と大きさだ。
電池等込みの重量ではPowerShot S2ISは500グラムを超えてくる。DMC-FZ30にいたっては740グラムだ。

DMC-FZ7であれば357グラムに過ぎない。
また、大きさも手の小さな女性であっても十分に持てるものとなっている。この点を求めるユーザーも少なくないだろう。
逆に筆者の手には小さすぎるという印象もあったわけだが。購入前に店頭などで充分に大きさを試してみてもらいたい。

全体的に使いやすい軽量機

その他の使い勝手なども書いておこう。
起動速度は約2.5秒。一世代前の速度だ。レンズ周りの初期化が高速化されていないという感触だ。
ただし、起動してからはそこそこ素早い動作を見せてくれた。
撮影間隔は0.5秒ていど、レリーズラグ(用語解説)もかなり少なく、スイッチさえ入っていればシャッターチャンスを逃すようなことは少なかった。


マクロモードの接写可能距離はワイド端で約5cm。望遠端では100cmとなっている。
ボケ味を活かしたいときなどは、この望遠端でのマクロ撮影はなかなか使える。

手ぶれ補正機構を持つ高倍率ズームレンズを搭載しているデジタルカメラの中では、群を抜いて小型軽量であるのがなによりの長所だ。
女性にも使いやすい高倍率ズーム機としておすすめしたい。

LUMIX DMC-FZ7 スペック&実写画像へ

・Page1 グリップ感が良好になった
・Page2 ジョイスティックが搭載されて……
・Page3 小型軽量で使える高倍率ズーム機
・Page4 LUMIX DMC-FZ7 スペック&実写画像

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