デジタルカメラ/デジカメ関連情報

小型でも12倍ズーム搭載 LUMIX DMC-FZ7

元祖手ぶれ補正機構+12倍ズームレンズがしっかりとしたグリップを伴って新機種になった。そのほかにもいくつかの新機能をフィーチャーしており、そのあたりを中心にチェックしてみた。

清水 博之

執筆者:清水 博之

デジタルカメラガイド

手ぶれ補正機構+12倍ズーム搭載の小型機

手ぶれ補正を搭載した12倍ズーム機の元祖といえば、パナソニックのDMC-FZシリーズだ。
雑誌編集部においてもカメラマンが調達できない取材など、編集者自ら撮影する必要があるときにはかなりDMC-FZシリーズが使用されている。
それだけ12倍ズームと手ぶれ補正機構の使いやすさは強力だということだろう。
そのDMC-FZシリーズの最新作がDMC-FZ7だ。いくつかの使いやすい機能がフィーチャーされており、注目点はそこになるだろう。

パナソニック
DMC-FZ7
市価 49,800円
2006年2月17日発売
パッケージを開けると最初に目に入ったのが、例の「古いファンヒーターを探しています」というチラシだった。
デジタルカメラのパッケージの中にも入れてくるとは……。ここまで愚直だからこそ信頼されるのだろうなと。

それはともかく。
このシリーズのDMC-FZ1が発売されたときは、かなりの衝撃をもって受け止められた。F2.8の12倍ズームレンズに、手ぶれ補正機構によって他社の同ジャンル製品とは異なった製品となっていたためだ。
そしてFZ2、FZ3、FZ5と代を経るにつれて成熟度は上がっていき、このDMC-FZ7をもって完成の域に到達したといってもいいほどの成熟度を見せている。

グリップ感はかなり良好に

外見上で変わったのがグリップ周りだ。
FZ1/FZ2のころはグリップが角ばっており、安定感に欠けていた。手ぶれ補正機構が搭載されたのは、このグリップの対策だからではないかとすら揶揄されたほどだった。
それがFZ3から丸みを帯びるようになってきて、本機ではしっかりとアールのついたカメラらしいグリップになっている。

上位機種のDMC-FZ30からフィードバックされたフォルムともいえる。

実際のグリップ感も良好で、構えたときの感触もカメラ然としている。
DMC-FZ1/FZ2あたりのころから比べると雲泥の差といっていいだろう。

そしてDMC-LX1に搭載された操作用ジョイスティックが、本機にも追加されている。
どのような機能を持っているかというと……
Page2へ)

・Page1 グリップ感が良好になった
・Page2 ジョイスティックが搭載されて……
・Page3 小型軽量で使える高倍率ズーム機
・Page4 LUMIX DMC-FZ7 スペック&実写画像

■関連ガイド記事
あらゆる面で進化を遂げた Powershot S2 IS
手動ズームが心地いい! Finepix S9000
デジタルカメラレビュー DiMAGE Z5
デジタルアイテム用語集 手ぶれ補正機構とは?
デジカメでは4GBのSDカードは使えない?
  • 1
  • 2
  • 3
  • 29
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます