2/30 徹底性能比較　D50 vs EOS KissデジタルN [デジタルカメラ] All About

連写性能を比較してみよう

デジタル一眼レフの利点のひとつとして、連写性能が挙げられる。機種にもよるが、2.5～8枚/秒ていどの連写性能がある。

仕様上の連写性能はEOS KissNが最大3枚/秒、D50が最大2.5枚/秒。
ともに初心者用であるためにデジタル一眼レフとしては低めだが、それでもコンパクトスタイルのデジカメの及ぶところではない。
連写モードでシャッター速度を1/60秒に設定し、10枚・20枚・50枚の連続撮影（マニュアルフォーカス・フラッシュ発光なし）を終了するまでの時間を測定した。撮影モードは最大解像度の最低圧縮だ。

連写性能を計る場合、秒毎の撮影枚数ではなく画像を一時的に溜めておくバッファメモリーから、メモリーカードへの書き込み速度も重要となる。

今回のテストでは両方とも公称80倍速のメモリーカードを使用した。採用しているメモリーカードが異なるため、正確な速度の比較とはならないが大まかな指標にはなるはずだ。 JPEG撮影による連写性能測定機種名10枚20枚50枚 EOS KissN3.46秒7.06秒17.97秒 D505.98秒12.50秒32.71秒 *EOS KissNはLEXAR社の80倍速1GB CFカードを、D50ではTranscend社の80倍速1GB SDカードをそれぞれ使用。手測定による2回のテストの平均値。仕様上の連写性能差のとおり、EOS KissNがD50に勝った。ただし、D50も連写が途切れてしまうことはなく、軽快な連写ができた。

RAWでもチェック！

もうひとつ、速度のチェックが必要な項目がある。
RAWモードにおける連写性能だ。どちらもRAWで撮影するのが主目的といえるデジタルカメラではないが、せっかくのデジタル一眼レフなのだからRAWで撮影する醍醐味を味わっていただきたい。
しかし、こちらのガイド記事で書いたようにRAWで撮影する場合、大幅に速度が低下することも多い。
撮影条件はさきほどと同様だ。 RAW撮影による連写性能測定機種名10枚20枚50枚 EOS KissN5.77秒16.74秒49.47秒 D5011.07秒25.08秒1分7秒62 RAWでの撮影はバッファの大きさが重要となる。D50は3枚分、EOS KissNはおおよそ6枚分のバッファメモリが存在し、そこまではどちらも軽快な連写が可能だ。
そして、バッファが埋まったあとはEOS KissNは0.8秒に1枚ていど、D50は1枚/秒ていどの速度で撮影が可能であった。

対決ではEOS KissNに軍配が上がったが、D50も通常の使用における連写性能は充分なものがある。

ついで外見や質感を比較してみよう。
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