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デジタルカメラ小技集(4) 便利なレンズキャップを流用する

ニコンのレンズキャップはレンズにフードをつけたままでも脱着できるため、非常に便利である。便利なものはニコンのレンズでなくても使えばよいのではないだろうか。

清水 博之

執筆者:清水 博之

デジタルカメラガイド

ニコン製のレンズキャップは便利

ニコンの一眼レフ(デジタルにかぎらず)ユーザー以外にはあまり知られていないのだが、ニコン純正のレンズについてくるレンズキャップは非常に使いやすい。
実際に見てもらえればわかるのだが、他社のレンズキャップというものはほとんど外側からつまむというような形になっているのに比べ、ニコンのそれは中央にクリップ部分がある。

ニコンのレンズキャップ。これは67mmのもの。

「使いやすい」という言葉は非常に感覚的なものなのだが、このグリップを指でちょいとはさみこむのが本当に「使いやすい」のだ。
なにしろ、レンズフードをしたままでも脱着が可能なのだ。
このレンズキャップに他社が追随しようとしないのは特許の問題があるからではないかと思われるのだが。
ちなみにタムロンのレンズキャップが似た構造になっているが、やや使い勝手に劣っている。

便利なものは流用してしまおう!

さて、このレンズキャップは消耗品として、そこらのカメラ屋で購入できる。値段は数百円ていどだ。
また、レンズの直径というものは52mm、58mm、62mm、67mmというように数ミリ刻みで規格化されている。そうでなくてはあまりにも煩雑になりすぎてフィルターは作れない。

と、いうことは。
同じレンズ径でさえあればニコンのレンズキャップを、他の会社のレンズのキャップとして使えるのである。

このように筆者のE-1のレンズに装着されている。

というわけで筆者はニコンのレンズキャップを自分の一眼レフに流用してしまっているのだ。
いままで使ったことのないユーザーは、ぜひ一度ニコン製のレンズキャップを使ってみてほしい。
意外なまでの使いやすさに、うなるはずだ。

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