液晶ディスプレイはややスペックダウンしたものの……
DiMAGE Z1/Z2では液晶ディスプレイとEVFを鏡を使ったギミックで共用させる、という力技を採用していたが、DiMAGE Z3では各々に独立したものを採用している。そのためか、Z1/Z2の60フレーム/秒から50フレーム/秒となってしまった。それでも他の製品と比べたときに表示品質が高いことに変わりはない。
もちろん追随性も高い。
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ただ、液晶ディスプレイのサイズが以前と同様の1.5型であるのは、ちょっと寂しいところか。
動画機能はパワーアップ&ダウン
また、動画撮影中も光学ズームが利用できるようになったのも特筆したい点のひとつだ。静かなところではズームレンズやオートフォーカスの「ジー」という動作音を拾ってしまう。
しかし、光学ズームが使えるのと使えないのとでは天地ほどの差がある。特に12倍ズームというレンズを持っているDiMAGE Z3であればなおのことだ。
また、ズーム速度がやや遅いが、これはできるかぎりズームの動作音を静かにさせるためだろう。
そのおかげで動作音は屋外であればほとんど気にならないレベルではある。
DiMAGE Z2で使用できた800x600/15fpsというモードがなくなった。
ただ、これは使い道に困るモードでもあったため、大きな影響はないだろう。
バッテリーライフはやや低下
バッテリーは旧機種と同様、単三電池4本を利用する。ただし、パナソニックのオキシライド乾電池やニッケル乾電池(ギガエナジー)は使用できない(ニッケル水素充電池は利用可能)とされているので、注意が必要だ。
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バッテリーライフはDiMAGE Z2のCIPA準拠250枚から170枚へと低下している(同梱のアルカリ電池4本使用の場合)。
これは手ぶれ補正のアンチシェイキング機能が要因として大きいようだ。
電池容量が少なくなってくるとアンチシェイキングがキャンセルされるのは、この機能がけっこうな電力を消費しているためだろう。
ただし、以前から書いていることだが、このCIPA準拠のバッテリーテストはかなりデジタルカメラにとって厳しいものとなっている。
実際には200枚ていどは撮影できると考えてもらっていい。
また、レンズから1cmまで寄れるスーパーマクロも健在だ。
コインを画面いっぱいに撮影できるこの機能を必要とするユーザーも少なからず存在するだろう。
「なんでもかんでも詰めこんでみよう!」というコンセプトはDiMAGE Z1/Z2から変わっていないというわけだ。
さて、最後に肝心の画質はどうだろうか?
(Page5へ)
・Page1 デザインはまろやかに
・Page2 12倍ズーム+手ぶれ補正の威力は?
・Page3 爆速の遺伝子は受け継がれた
・Page4 多彩な機能もそのままに
・Page5 最強の○○○用デジカメ!
・Page6 DiMAGE Z3 実写画像&スペック
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