デジタルカメラで動画をたしなんでみよう
デジタルカメラがフィルムカメラともっとも異なる部分として、動画撮影機能を挙げることができると思われる。最近では動画機能をメインに押し出しているデジタルカメラも存在するほどだ。
ビデオカメラで撮るのに比べて、ぐっと手軽かつ気軽に撮れるのがデジカメ動画の特徴といえるだろう。
しかし、動画機能という面での解説はWebを含めてもなかなか少ない。
というわけで、ないものはガイドがやるしかないだろう。
現在、デジタルカメラで扱われている動画ファイルは、大別してふたつの種類が存在している。
・MotionJPEG
・MPEG
この2種類だ。
それぞれのフォーマットを下記をはじめとしたデジタルカメラが搭載している。
MotionJPEGDSC-J1/J2/J4 DimageZ1/Z2 C-760UZ FinePixM603/F710/S7000 etc...MPEGCybershotシリーズ(MPEG1)
DMX-C1 C-770UZ(MPEG4)etc...
MPEGにはさらにMPEG1/MPEG2/MPEG4というカテゴリが存在しているが、実はいわれるほどの大差はない。
画質の差は主としてビットレートに依存するものであって、フォーマットによって大きな差異は出ないものだ。
あえていうのであれば、MPEG4は小さいファイルサイズになったとき(圧縮度を高くした場合)でもあるていどのクオリティを保つのに向いている、というていどだろう。
ここではふたつのフォーマットが、それぞれどのようなものであるかの解説をしよう。
動画フォーマットの違いは?
Motion JPEGは誰もが教科書の片隅に書いた経験があるであろうパラパラ漫画と同じものだ。JPEGの画像データを1秒に15~30枚記録することによって、動画を生成している。
高速な画像エンジンを持つデジタルカメラであれば、ある意味力技で録画が可能といえる。
一方、MPEGは動画に特化した圧縮方式である。
JPEGのように画像を圧縮するだけでなく、基準となる画像から変更された部分のみを記録していくという形式(時間軸圧縮)をとっているため、MotionJPEGと比較するとはるかにファイルサイズが小さくて済むのが利点だ。
・デジカメ動画にはふたつのフォーマット
・MotionJPEGとMPEGの違いをたとえると?
・ガイドのオススメ形式はなに?