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オークション写真のデジカメ撮影のコツ(1)(3ページ目)

筆者が苦手な物撮り。特殊な装備が必要となるからである。しかし、このノウハウはオークション撮影に役立つこと間違いなし!スタジオ並みの写真が撮れるのに、なんと予算は255円!? デジカメ撮影のコツを紹介。

清水 博之

執筆者:清水 博之

デジタルカメラガイド


●工作開始!
筆者の場合、被写体はもちろんデジタルカメラである。
さほど大掛かりなセットが必要となるわけではない。
というわけで、撮影台と撮影セットは手元にあった段ボールを利用した。

段ボールの大きさ(底面積)は被写体の4倍は撮影スペースとして必要だろう。
そのていどの大きさにしなければ、段ボール自体が写真に割り込んできてしまう。

工作はいたって簡単。 段ボールの蓋部分と前後の面をカッターでくりぬき、蓋部分にはトレーシングペーパーを貼りつけた。

製作所要時間は約20分。これが完成像である。


これまたチープな出来だが、こちらも効果は充分。トレーシングペーパーがくしゃくしゃなのは拡散効果を狙っているため。

見た目は死ぬほどしょぼい。
しかし、このセットが即戦力として使えるのだ。
多少、見た目をよくしたいのであれば、市販の段ボールを使ってていねいにカットすればいいだろう。
白い段ボールを使い、白いガムテープで処理すればかなり違ってくるはずだ。

●実際の効果はどうだ?
まず、撮影セットを一切使わず、畳の上に被写体を置いた写真だ。


よくあるオークション写真ということがいえると思う。なんのひねりもない。

次にトレーシングペーパー・レフ板を使わず、ライトからの光をそのまま被写体に当てたものだ。一応、ケント紙の上に乗せてはいる。


影が強く出てしまっている。正直、これでは物撮りとしては使い物にはならない。

次にレフ板でデジカメの下あたりに光を当ててみた。


正面からも光が当たったことで、全体的なディテールも見やすくなっている。また、影もやや薄らいでいるのがわかる。

最後に、トレーシングペーパーをかぶせた上でレフ板からの反射光をあてたものだ。


トレーシングペーパーによって光が拡散しており、被写体のすぐ下に出ていた影が消えている。かなりきれいな写真になった。

最後の写真はどうだろう。
まるでちょっとしたスタジオで撮ったような出来栄えではないか。
自画自賛もここまでくると大したものだ>筆者

何度も書くが、この写真を撮るために使った予算は255円、作成に要した時間は20分だ。

筆者はすでに光源を持っていたのでそれを利用したが、なにもない場合は100W前後のクリップライトを使うことをお勧めする。量販店で2000円ていどで購入できる。
これを照明として利用しても、総予算は2300円前後である。

次回は、この撮影セットを使ったオークション用写真の撮りかたを詳しく書くこととしよう。

【関連サイト】
ネットオークションガイド やはりオークションのことといったら、こちらが専門。
"キレイに撮り隊"でキチンと撮る
 簡易撮影キット。こちらのほうが見た目ははるかに上(笑)。
(ネットオークションガイド記事)

安価な撮影台兼レフ板を作ろう 本記事よりはだいぶまともなレフ板の製作ガイド。
(CG・画像加工ガイド記事)

オークション撮影のコツ(2)
(デジタルカメラガイド記事)
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【編集部おすすめの購入サイト】
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