ダイエーの看板が消え、新たな歴史がスタート
看板のすっかり塗りかわり、新しいイメージで再出発。ハワイに「ドン・キホーテ」が誕生です。 |
その内、ダイエーのチラシ広告の頭にドン・キホーテのマスコットであるドンペンが顔を現し、夏には店舗改装の動きが見え始め、いよいよなのだな、と買収の事実を実感。9月には大きくレイアウトが変わりはじめ、入口付近の広いゾーンが黒い幕で覆われました。その他のエリアにも派手な店内案内が設置され、棚の高さもグンと高くなりました。
この間、まったく閉店することもなく24時間営業のまま。そしていよいよ10月6日金曜日にハワイのドン・キホーテが正式に開店することが発表され、アラモアナ近くのダイエー・カヘカ店の外装が塗り替えられました。3日の夜10時から閉店となり、わずか2日半で店舗の最終大改装。
ハワイ最大の発行部数を誇る宅配型フリーペーパー「ミッドウイーク」の表紙に新店長が登場して特集記事が組まれたり、当日の朝刊にはドンペンのステッカーが貼られて、中にはさまれたチラシを見てねとアピールしたり、テレビスポットCMも放送され、鳴り物入りのオープニングとなりました。
おなじみマスコットのドンペン君もオープニングでは大活躍! 暑いハワイではたいへんですね。 |
ダイエーが培った長い歴史とロイヤリティの高いファン客をそのまま上手に引き継ぐには、とても繊細なマーケティングが必要だったと思います。とくにハワイの人にはまったく知られていない日本の会社だけに、ローカル・マーケットを理解し、ある程度の時間をかけて徐々に慣らしていったのは好感度も高かったでしょう。
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