国際結婚の理想と現実に悩む日本人女性

ハワイで患う心の悩み
せっかくハワイ暮らしに成功したのに……。思いがけない国際結婚の悩みも時には深刻に。
マリッジ・カウンセリングも行う丹羽先生のところには、アメリカ人の男性と結婚した日本人女性が相談に数多く訪れるそうです。アメリカ本土と日本の中間点にあり、文化の面でも、東洋と西洋の両方の要素を強く持つハワイは、国際結婚カップルの生活の場として選ばれやすい傾向にあるようです。彼らはいったいどんな悩みをお持ちなのでしょうか?

「生活を始めると、恋愛中よりはるかに一緒にいる時間も増え、お互いの『違い』というものが徐々にフォーカスされてきます。どの結婚にも共通して言えることではありますが、国際結婚の場合は、言葉や習慣という、スムーズなコミュニケーションを阻む障壁が存在するために、より深刻なものとなることもあるのです。」

恋愛中は、片言の日本語と片言の英語でも何となくコミュニケーションが図れたのに、暮らし始めると、だんだんそうはいかなくなる……。以前は魅力にすら思えた習慣の違い、考え方の違いなども、楽しめなくて重荷になってくる。しかも、そのことを伝えたり、訴えたりもできない、という行き止まり感。

アメリカ人と結婚をすれば、だんなさんの友だちグループや家族、親戚も当然アメリカ人がほとんど。英語ネイティブ同士の会話にはとても入れず、次第に孤立し、余計に英語についてネガティブな思いを抱くようになってしまうという悪循環の構図がここにあります。

「ハワイやアメリカ本土で留学を経験した方々などは、その辺りの準備もできているかと思いますが、短い旅行しか経験がない方が、いきなりハワイで、外国で生まれ育った方と暮らすとなると、想像していないことの連続で、気持ちが消耗していってしまうことになるようです。」

また、これはハワイに住む国際結婚カップルに限った話でありませんが、丹羽先生のところにも、ドメスティック・バイオレンスに悩む女性が多く相談に来られるそうです。

「フィジカルな暴力ももちろんありますが、言葉の暴力というのも心理的にはとても深刻なもの。そしてこのことは、なかなか周りの方にはお話できないために、ひとりでじっと考え込んでしまって、大きなダメージとなってしまうんですね。」

⇒ ハワイで幸せに暮らすために、丹羽先生から簡単なアドバイスを次ページで。