プレートランチとはどう違う…?
できたてで暖かいオカズは、まさにオフクロの味。 |
プレートランチというのは、好きなおかずにご飯、マカロニサラダなどがセットされた、それだけで一食として成立するプレート(お皿)のこと。日本で言うお弁当に近いものです。
それに対してオカズヤでは、海老天一個だけ、スパムむすび一個という単品買いができるのです。まさにお惣菜屋感覚ですね。もちろん複数のオカズとご飯やサラダをセットにしてもらって、紙皿に盛り付けてもらうのもOK。となれば、お弁当とまったく変わりません。
変わっているのは、紙皿に盛られ、ラップではなくて、ざら紙などでくるんで器用に止めるところ。プレートランチのように、発泡スチロールや、透明プラスチックの容器は使われないことが多いようです。これもひとつの伝統なのでしょう。
家庭のお弁当のように、「おむすびは海苔のとゴマのを1個づつ、お煮しめもいれてね、あとはチキン照り焼きとホットドッグの焼いたのと…」など、好き放題のリクエストをしても、ちゃんと盛り付けてくれるのです。その辺も、オフクロの味を提供するお店らしい、フレンドリーなスタイルですね。
オカズヤの定番メニュー
アイテムは自分流でいかようにも組み合わせることができるのが魅力。 |
オカズヤの場合、ライスはしゃもじですくって、というのではなく、ひとつ、ふたつ、というように選べるものが主流になっているようです。
肝心のオカズはというと、海老の天ぷら、照り焼きチキン、野菜のお煮しめ、なます、きんぴらごぼう、魚の煮付けなど、ここはどこ?という感じ。昭和の時代のような郷愁すら感じさせてくれる、ノスタルジーいっぱいの世界です。味は全体的に、若干甘めかも、という印象です。
歴史の古い街や住宅街には、たいてい昔ながらの構えをしたオカズヤがあるようです。そこでは代々変わらぬオフクロの味を作り続けています。そのホッとする家庭の味を求め、ロコたちは毎日、行列を作っているのです。
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