会社ではクリスマスをどう祝う?
アラモアナ・センターにも巨大サンタがお目見え |
その代わり、会社のクリスマス・パーティなどの場では、「シークレット・サンタ」と呼ばれるゲーム感覚で楽しめる仕組みを利用して、プレゼント交換会を行います。その仕組みは、こんな感じです。
1. 事前に参加者の名前が書かれたくじをひとりひとりが引きます。
2. 自分が引いた名前の人のみに、決められた額の範囲内でプレゼントを購入。
3. パーティ会場には、事前に名前が書かれたステッカーなどが用意
されているので、持参したプレゼントに貼って、所定の場所へ。
4. 交換会では、自分の名前が書かれたプレゼントを受け取る。
5. が、誰が自分へのプレゼントを贈ってくれたのか、最後までわからない。
最近では、会社が主催の場でアルコールをふるまい、問題が起きた場合には会社が損害賠償を請求されたり、被害にあった従業員から訴訟されたりするので、きちんとした会社では、アルコール抜きで行うケースが多いようです。車社会のアメリカでは、飲んで運転することを許容してしまうような会社のパーティは、やはり社会的に問題があるということでしょう。
クリスマスには、社員ひとりひとりにボーナスを支給する会社もあります。小額の商品券の場合もあれば、年末決算の会社などでは、これが年に一度の期末手当の場だったりもするようです。
ニューイヤーズ・イブ(大晦日)
厳粛に除夜の鐘で新年を迎える日本と違って、アメリカではただ賑やかに、お騒ぎしながらのカウントダウンです。一般家庭ではどうしているかというと、とくに変わった食べ物を食べるわけではなく、お楽しみは「花火」です。花火といっても、爆竹系が多く、ダイエーやウォルマートなどで大量に販売されます。いくつも連なったのれん状の爆竹に火をつけ、連発する甲高い爆発音を楽しむだけの単純なもの。打ち上げ花火は、一応禁止されていますが、やっている人はやっています。
この花火。早い時間から始める人も多いですが、最高潮に達するのは、やはりカウントダウンの始まる12時前から。ちょうどヒルトン・ハワイアン・ビレッジやアロハタワーでも大きなイベントをやるので、それにあわせて打ち上げ花火がズドンズドンと上がります。そして各家庭からは、遠慮なく爆竹の音が鳴り響き、街全体が騒音に包まれる瞬間。
実は煙も相当出てしまうため、ぜんそくの方々への悪影響も毎年のように言われて、花火購入に伴う規制が強まってはいるのですが、実際に煙が充満するかどうかは、その瞬間の風次第。山側からきれいに貿易風さえふいていれば、煙の心配はまずありません。数時間でにおいもどこかへ行ってしまいます。
翌朝は、赤い爆竹の欠片があちこちに残っていたりします。雨が降ると、それが排水溝に流れて詰まったり、汚染が心配されたりもしますが、この10年、あまり大枠では変化がなさそうです。
とにかく体験してみなければ、なかなかわからないハワイのホリデーシーズン。年末に長期滞在している皆さんは、ぜひ積極的に日本と違う生活文化を味わってみてください。
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