ハワイ/ハワイロングステイ・移住

ディープに楽しむハワイのホリデーシーズン(2ページ目)

アメリカ映画で観るクリスマスは、きらびやかで本当に楽しそう。通常は寒い季節のイベントですが、気温25度から30度という常夏のハワイでは、ローカルの人々はどのようにこのシーズンを過ごすのでしょうか。

執筆者:上野 元

ロコが待ち焦がれるホノルル・シティ・ライツ

「冬」の風物詩、ホノルル・シティ・ライツ
ホノルル・シティ・ライツはロコも大好きな「冬」の風物詩
ケオラ・ビーマーが歌にした「ホノルル・シティ・ライツ」は、12月第一土曜に点灯される、ホノルル市主催のライトアップ・イベント。ホノルル市庁舎(ホノルル・ハレ)のあるダウンタウン地区のみの限定ですが、この日に合わせてライトアップする家やショッピング・センターも多いようです。

すでに風物詩となったホノルル・シティ・ライツで、最も有名なのは、水に足をひたしてシャカサインをする老夫婦のサンタ像。それから巨大なビルの壁面にライトで描かれるクリスマス・ツリー。この2つの間に、さまざまな展示物が完成し、散歩しながら楽しむのです。

意外と見ていない人も多いようですが、ホノルル・ハレの中に入ると、たくさんのクリスマス・ツリーが展示されていて、それぞれが公務員さんたちがグループでデコレーションしたもの。ひとつひとつテーマも違い、色彩やオーナメントも違ってとてもきれいです。

クリスマスに欠かせないサンタクロースもこの中に登場。子供たちが行列をし、順番が来たら膝に座って願い事をサンタさんに言う、というおなじみの光景がご覧いただけます。

子供も大人も待ち焦がれているイベント。今年は12月3日~1月1日まで点灯が行われています。

【関連記事】
ホノルル市の公式サイト「ホノルル・シティ・ライツ」
アロハストリート「ホノルル・シティ・ライツ・レポート2001」
オアフ観光局公式サイト「ホノルル・シティ・ライツ」

クリスマス当日は厳かに過ごす

形骸化されたとはいえ、やはりキリスト教が主体となった国ではあるので、イエス・キリストの生誕を祝うクリスマスは一年最大の祭事には違いありません。12月25日は、毎年必ず祝日で休みとなります。今年のように25日が日曜の場合は、23日に繰り上げて、休みを取る会社が多いようです。(クリスマスの行事そのものは、繰上げされません。)

この日、ハワイのあちこちに存在する教会には、熱心な信者が集まり、クリスマス・キャロルが1日中、あたりに響きます。もちろん観光の街ワイキキでは、ホテルのショップもレストランもオープンしているところがほとんどですので、旅行の方もご心配なく。コンビニエンス・ストアは年中無休です。

ところで、180センチや2メートルを超えるクリスマス・ツリーを飾る様子を映画でも目にしますが、南国ハワイでは、もみの木はいったいどうやって手に入れるのでしょう? サンクスギビングが近くなると、ダイエーやアラモアナ・センターなどの駐車場を利用して、本土やカナダなどから輸入してきた生のクリスマス・ツリーを販売しています。

また、人工のツリーも人気で、最近では、はじめから基本のライトがセッティングされた状態で売っているものがほとんどのようです。大きさや横幅、木の種類、セットされたライトの種類によって値段は様々で、50ドルから300ドルまで、いろいろありました。ウォルマートやホームデポ、コスコなどには、ツリー用のオーナメント(装飾品)コーナーができ、とにかくものすごい種類の中から選ぶことができます。

次ページは、オフィスのクリスマスと、大晦日のカウントダウン大花火大会!
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