ドレスシャツやカジュアルシャツでもOK!
アロハシャツではなくても、普通のドレスシャツや、きちんとプレスされたカジュアルシャツなどでも、オフィスではまったくOKです。半袖、長袖共に、ハワイではよく見かける服装ですね。ボタンダウンでも、ストレート・カラーでも、そういう細かなことは問いません。色も白や黄色、ピンク、ブルー、何でもOK。企業や業種によって、派手さや着崩し方への許容範囲が違うので、それは入社の時に「ドレスコードは?」と確かめれば良いのです。ちなみにガイドが運営するクリエイティブ会社では、セールスとして外に出るスタッフは、全員アロハシャツとプレスのきいたパンツを着用。もちろんベルトも靴も革です。編集者やデザイナーなどは、ジーンズにポロシャツ系でもOK。ただ、取材先によっては、ある程度フォーマルな装いも心がけます。
1.これでも立派なフォーマルなオフィス着。位が高く見えるかな…? 2.足下は革靴でビシッと決めよ 3.長袖でちょうど良いくらいの冷房 4.でも長時間いると寒くてフリースを着こむ |
堂々と風格ある人を演じよう!
体が大きなハワイやアメリカ本土の方々に比べ、日本人は華奢な場合が多く、外見からはとかく若く見られがちです。年齢の上下は差別しない社会とはいえ、若く見えてしまうことが交渉ごとやセールスの現場で、得することはあまりありません。位が高い人、決定権を持っている人、実績ある人、というように見てもらうためには、堂々とした風格ある自分を印象づけたいですよね。きちんとした服装をすることは、そういう意味でもとても大事です。もうひとつ気をつけたいのは、ハワイのオフィスは冷房がガンガン効いて、細かな調節がきかない場合が多いこと。ガイドのオフィスでも、長時間デスクワークをしていると寒くなってきて、フリースを着こんでしのいだりするほどなのです(笑)。(写真4)中にランニング・シャツを着たりすると、冷房対策にはなるようですが、「クールビズ」の趣旨とは何だか正反対ですね。
オフィス用アロハシャツはどこで買える?
オフィス用という看板をつけて特別にアロハシャツを売っているわけではありませんし、実際、どんなシャツをどんなところで着ようと個人の自由ではあります。住み慣れると分かってきますが、週末の普段着にアロハシャツを着ている人は、実はとても少数。夜の高級レストランでもないと、ほとんど見かけることがないかもしれません。普段はTシャツが大活躍の土地柄で、アロハは比較的仕事場やフォーマルな場で着用されています。ワイキキであればDFSギャラリア・ワイキキの1階か百貨店のメイシーズが品数が豊富にそろっています。アラモアナ・センターでは世界最大のアロハウエア・ショップ「ヒロハッティ」の支店、裏地&ボタンダウン・アロハ発祥の店「レインズ」、高級リゾートウエアの「トミー・バハマ」などの他、百貨店のメイシーズ、シアーズなどにもバラエティ豊かなシャツがそろっています。ウォールマートには、とても安価でデザイン性に優れたものがありますが、生地の耐久性はやはり値段相応かもしれません。
あまりにもたくさんあってどれを選んで良いか分からなくなったら、思い切ってお店の人にアドバイスを求めてみましょう。地元の方に一緒に行ってもらうのも良いですね。そのうち、これは普段着アロハ、これは大事なプレゼンの場に着ていく勝負アロハ、というように、TPO別に使い分けられるようになってきます。ハワイのカラフルで涼しく、とてもおしゃれなクールビズ。ぜひ楽しんでください。
<参考サイト>
オールアバウト「ハワイ」:アロハシャツ・ムームー・ショップ
ハワイ州観光局:「暮らしにアート」アロハシャツ
アロハストリート「アロハシャツ研究家:デイル・ホープ・インタビュー」