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オフィスの正装アロハシャツをおしゃれに着こなそう! 常夏ハワイの快適「クールビズ」

ハワイでは、年間通じてジャケットやネクタイは不要!アロハシャツか普通のシャツが、フォーマルな装いとして一般的です。ビジネス世界で立派に通用するハワイのクールビズ。着こなしのルールをご紹介します。

執筆者:上野 元

6月から日本で始まったクールビズ。蒸し暑い夏の日本に出張してスーツを着こんだ方々を拝見するたび「ハワイに住んでいて良かった」と胸をなでおろしたりしていたものですが、ノージャケット、ノーネクタイが一般的になって、皆さんが快適に過ごせるようになったら、とっても嬉しいことですよね。

さて、年間を通じて最高気温が25度から30度という「常夏のハワイ」では、皆、いったいどのような服装で働いているのでしょうか。今回はとくに男性のファッションについて見てみましょう。

アロハの着こなし
これぞオフィスにおけるアロハシャツの正しい着こなし方

「アロハシャツ」はオフィスの定番フォーマルウエア

法廷で活躍する弁護士さんや超豪華ホテルではスーツを着こんでいたりしますが、普通ハワイの仕事場では、年間を通じてスーツやジャケットを着る習慣はなく、もちろんネクタイも締めません。

銀行、公務員、ホテル、オフィスなどで働く男性の定番ファッションと言えば、やっぱり「アロハシャツ」。日系移民が着物の生地を使って作ったのが始まりとか、フィリピンのシャツをまねたのだとか、タヒチのデザイン生地が原形だとか、起源には諸説あるようです。いずれにしろ1900年代の前半から中盤にかけて、ハワイがトロピカルな観光アイランドとして華々しく世界からの訪問客を迎え入れ始めた頃にできたものであることは確かなようです。

ロコのアロハ姿
ロコのプログラマーたちもちゃんとアロハを着ています
現在、アロハシャツは人々の生活にすっかり溶け込み、スーパーから専門店、サーフ系ブランド、高級デパートでも販売されています。値段も20ドル位から100ドルくらいまで、実に様々。デザインはだいたい共通ですが、色・柄は、無数のバリエーションが用意されています。

中でもオフィス用として人気があるのは、「裏地」を表にしたコットン地のアロハシャツ。発色が良すぎるシルク素材の生地は、リゾートで観光するには良いのですが、オフィス用にはちょっと派手。ということで、綿素材の生地の裏を表にして作られた、シックな色・柄のものが広く着られるようになっています。英語で「Reverse Print」と呼ばれるものです。


アロハシャツを「オフィス」用に着る

アロハシャツを着るとき、ほとんどの日本の方はシャツをズボンの外に出して着用されますが、オフィスではやはりズボンの中に入れましょう。通常のシャツとまったく同じように着れば良いのです。ハワイもアメリカですから、着方のルールがそれほど違うわけではありません。

いろんなパターンのアロハ
いろんな色や素材、パターンが楽しめるのが魅力
胸のボタンは、一番上以外は留め、プレスはかかっているに越したことはありません。ズボンはできればウール。楽にいきたければ、きちんとアイロンがかかったコットンパンツ。いずれの場合も、アロハシャツにはタック入りが似合うようです。そしてベルトも靴ももちろん革素材がベストです。つまりシャツがアロハなだけで、腰から下は、日本でスーツを着ている場合と同じです。よくスニーカーを合わせている方を結婚式などでも見かけますが、これはやはり日本でもおかしいのと同じように、ハワイでもおかしいのです。

もちろん週末などに、短パンとあわせて着るような場合は別ですので、ご安心を。また、「アロハフライデー」という言葉がありますが、最近ではアロハシャツを着るのは金曜日だけではなく、年がら年中になっています。女性がムームーを着てきたり、ということはありますが、男性は常にアロハが多いので、「気持ち」面でカジュアルっぽく過ごそうという意味合いで使われる言葉に変わってきているようです。

<オフィスではアロハシャツしか着てはいけないの…? 答えは次ページ>
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