◆たまご酒はノーベル賞級治療薬

「風邪ひいたかな??と思ったら、たまご酒を飲んで寝るのがいちばん!」と言う友人がいます。昔から風邪の特効薬とも言われるたまご酒は、実はノーベル賞級の治療薬だったりするのです。

ベースになる日本酒の成分は水・アルコール・糖分・アミノ酸など。発汗で失われた水分を補給し、血行をよくして体温を高め、アルコール成分は寝付きをよくしてくれます。ウィルスと闘うための重要な栄養素になる糖分・アミノ酸も含まれています。

そして卵の方には、良質な蛋白質のほかカルシウム・ナトリウム・ビタミンA・B群・Dなどが含まれています。また、市販の風邪薬などにも含まれている「塩化リゾチウム」というのは卵白に含まれている酵素・リゾチウムを精製したもので、たまご酒は、ウィルスを退治するために必要な要素が全て集められた特効薬だったというわけです。

ただしこの酵素、熱に弱い性質を持っていますから、思いっきり煮立たせてしまうとせっかくのリゾチウムが壊れてしまいます。日本酒のアルコール分が飛んだら、一度火を弱めてから卵を入れるようにしましょう。

★正しいたまご酒の作り方
1 1合の日本酒を火にかけ、アルコール分をとばす。
2 一旦火を弱め、卵1個を割りほぐして入れる。お好みで砂糖を少量加えてできあがり。

冷めないうちに一息に飲んで、体がぽかぽかしてきたところでぐっすり寝ましょう。

さて。軽い風邪の症状なら、カラダの芯まで暖まってぐっすり寝れば、それで治まることもありますが、その症状が単なる「風邪」の症状ではなく、「インフルエンザ」の前触れだったとしたら、話は別。
インフルエンザ対策には、特効薬のたまご酒をもってしても、それだけでは不十分なのです。それでは風邪とインフルエンザはどこが違うのでしょうか。まずは基本的なところから。。

◆「風邪」と「インフルエンザ」は違うもの。

「風邪」とは、のどの痛みや発熱などを引き起こす症状そのもののことです。様々な要因によって起こる喉の痛みや咳、発熱など、「風邪症候群」と呼ばれる呼吸器系の病気を総称して「風邪」と呼び、その症状を引き起こす主な要因はウィルスの数は200種類にも及びます。この風邪の症状を起こすウィルスの中で最も強力なのが「インフルエンザウィルス」です。

たとえばたった1個のインフルエンザウィルスが細胞に感染すると、8時間後には100個、24時間後には100万個にも増殖します。感染力も強いため、短期間で大流行するのです。
そのため、他のウィルスが引き起こす「普通感冒」や「咽頭炎」などとは区別して「インフルエンザ」と呼ばれます。

たかが風邪の一種、されどインフルエンザ。インフルエンザウィルスに感染すると、1~3日のうちに40度近い高熱が出てきます。そして普通の風邪に見られる症状の他に、筋肉や関節の痛み、下痢など、全身に症状が現れます。さらに気管支炎や肺炎などを併発して重症化するのも特徴です。抵抗力の弱い高齢者の方、幼児は脳炎や脳症を起こして大事に至ることもあります。

こんな強力なウィルスに感染してしまったら、元々健康体の人にとってもかなりのダメージですよね。こんな風邪ぐらいでは仕事、学校を休まない、というわけにはゆかなくなるはずです。

こんなこわーいインフルエンザウィルスですが、適切な対策があれば過度な心配は無用です。普通の風邪に比べ、インフルエンザは対策を立てやすいとも言えるのです。

そのわけは次のページで・・。

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