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食品メーカーが保健所に提出した内容(3ページ目)

食品メーカーはHPなどで安全性のアピールをはじめています。10月5日に厚生労働省が出した、通知に対応する自主検査の後、保健所に提出した内容が書かれています。

執筆者:桜 美香

◆◆政府の狂牛病対策◆◆

これまでの政府の対応、10月18日から行われる全頭検査から流通、小売までの流れについてまとめました。各省や東京都の牛海綿状脳症(BSE)対策ページでも随時新しい情報が見られます。

◆政府の狂牛病対策 

★全頭検査とは・・・
全国の食肉処理場で10月18日から始まる新しい検査・流通の体制。処理場で解体される年間130万頭をすべて「異常プリオン検査」にかけ、検査結果が出るまでは肉や内臓を出荷せず、保管する。また、検査結果にかかわらず、危険部位はすべて焼却。骨やくず肉も肉骨粉にした上で焼却処分、またはセメント化する。

【農林水産省】

狂牛病の感染源とされる肉骨粉の輸入・製造・流通を10月4日から一時的に全面停止。10月18日から厚生労働省が導入する食肉処理場での成牛の全頭検査と合わせて、新たな感染ルートを絶つねらい。
肉骨粉ストップと成牛の全頭検査は、牛海綿状脳症(BSE)被害が拡大した欧州並みの対応。肉骨粉在庫分はすべて焼却、食肉処理場から新たに出る骨や内臓は、一度肉骨粉にした上で、焼却、コンクリート詰めなどの処分にする。

◆10月18日以降 全頭検査後の牛肉処理

・農林水産省“牛海綿状脳症(BSE)関連プレスリリース”
http://www.maff.go.jp/soshiki/seisan/eisei/bse/bse_j.htm

・農林水産省“牛海綿状脳症(狂牛病、BSE)関連情報”
http://www.maff.go.jp/soshiki/seisan/eisei/bse/bse_top.htm

******

【厚生労働省】

10月5日、牛由来原材料を使用する食品の製造者及び加工者は、速やかに、牛由来原材料に特定危険部位が使用され又は混入していないかを点検するとともに、その安全性を確保するための製造又は加工の方法について確認することを通知。

↓↓↓

点検の結果、牛由来原材料に特定危険部位の使用又は混入が認められた場合には、速やかに、特定危険部位を含まないことを確認できる原材料に変更すること。この場合、既に製造又は加工された食品については、速やかに販売を中止し、既に販売されているものについては、自主的に回収すること。

・厚生労働省“牛海綿状脳症(BSE)関連ホームページ”
http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/bse.html

******

【東京都】

10月12日午前、狂牛病を疑われた牛は同日深夜に「陰性」と判定されて騒動が決着。都衛生局は狂牛病に関する情報をまとめたホームページを開設。都が進める対策についての報道発表資料などを掲載。

・東京都“牛海綿状脳症(BSE)に関するホームページ”
http://www.eisei.metro.tokyo.jp/list/bse.html

******

◆牛海綿状脳症(BSE)に対する各国の対応
イギリス 生後30ヶ月を越えた牛の食用禁止
EU 生後30ヶ月を越えた牛に対する2段階検査
日本 すべての食用牛に対する2段階検査

<<2段階検査の方法>>

長所
短所
エライザ法 4~5時間で結果が出る。検査方法も簡単。 陰性、陽性の判定が不明確。
ウェスタンプロット法 明確な判定ができる。 時間がかかり、専門的な判定が必要。

◆◆政府の牛海綿状脳症(BSE)対策◆◆

Page 1 (企業の狂牛病対策)・Page 2 (政府の狂牛病対策)・

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※All About Japan注意事項

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