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夏のランチ!白ワインを開けて。

いつ、どんなワインを開けていますか?難しいことを考えなくても、自分の舌と感覚に正直になれば“料理とワインの相性”も“ちょうどいい合わせ方”もだんだん見えるようになりますね!

執筆者:桜 美香

「夕ごはんをおうちで食べる時、ワインと一緒ですか?」

というアンケートで、意外に多かったのが“週に3回以上”というお答えでした。「何かの記念日には開けるけど。」とか「ごくたまに。」という答えが圧倒的なのでは?と思っていた私は、認識が甘かったようです。そんな私も“週3回以上”の1人です。

私の場合、ワインそのものが飲みたくて開ける、ことはほとんどなく、料理中お鍋の中の香りをかいだとき、スープの仕上がり具合を味見した時、そして最後の楽しみ“お皿選びと盛りつけ”の間に、その日の料理の出来具合や、味や食感を想像しながら「今日の料理はワインと一緒に食べてあげたい!」と思います。和・洋・中を問わず、です。いつもと同じ手順で作ったのに、なぜか絶妙においしく煮えたかぼちゃ、とか、冷蔵庫の整理で偶然組み合わせた炒め物がおいしかった、とか、きっと誰でも経験がありますよね。そんな時はその一皿が本当に愛おしく思えませんか?それが私の“ワインを飲みたくなるタイミング”。自分の“作品(!)”に対する愛情表現のひとつなのかもしれません。

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それではみなさんは、どんなお料理の時に、どんなワインを開けているのでしょうか。

今でこそそんなことを書いてある入門書は見あたらなくなりましたが、“魚には白ワイン、肉には赤ワイン”という法則、聞いたことのある方がほとんどだと思います。
しかし私たちはすでに、白身の淡泊な魚の時も、脂の乗った赤身の時も、「どちらも魚でしょう?絶対に白!」とは思わなくなりましたし、こってり仕上げの牛の煮込みの時も、塩味の鶏肉のささみ料理の時も、「お肉料理だもの、どちらも赤が正解!」とは決めなくなりましたよね。そしてもうひとつ、お値段の高いワインだけがおいしいのではない、ということも知っています。
プロのソムリエを目指すのでなければ、料理を食べてみて、そしてワインを一口飲んでみて、その時自分が「おいしい!」と思えることが一番で、あとはもっと自由に楽しんでもいいのだと思います。

本や雑誌、Webでの情報をざっと流し読みするだけでも、組み合わせのお作法や定番は山ほどあります。知っておくと失敗しない知識やチーズとの相性など、ワインを飲むことが好きな人ならかなり興味深いはず。ワインの知識、また料理との相性については、きちんと勉強すると本当に複雑で、何冊も何十冊も本が書けてしまうでしょう。また、ワインの育った土壌と料理の関係を考慮したり、その組み合わせ方に関するエピソードなどを知ることは、その知識を持っている人だけが分かる楽しみとして、とても興味深いものがありますが、それらの詳しい情報は、ワインのガイドサイトにお任せいたしましょう。(私も少しずつ勉強中です。。)

料理とワインを一緒に味わってみた時に、「相性ピッタリ!!」と満足できることもあれば、お互いのあまり好きではないクセを増長しあっていたり、どちらかが片方の繊細な風味を消してしまうような個性を持っていたり、、、と気付く組み合わせに出会うこともあります。プロではないけれど、いつでもおいしくワインを飲めるようになるためには、むしろ後者の“失敗”に出会った時がチャンスです。“相性が悪いと感じた経験”から学ぶことができますから。。そうして、ひとつずつ自分や家族の好みが分かっていくのも楽しみだと思います。

ワインブームのおかげで書籍でも雑誌でもWebでもテレビでも、知識を得る機会は増えていると思います。もしも興味があれば、少しずつお勉強もしながら、最後は自分の舌と感覚を信じて、ワインを上手に取り入れたいですね!

次のページでは、冷やした白ワインと合わせるとおいしかった3品をご紹介いたします。休日のランチや軽い夕食にいかがですか?
ぜひお試しくださいね。

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