自由な社風が社員たちを“やる気”に
「自分たちで考え実践できるのが仕事のやりがい」と話すクルーたち |
デルタ航空という会社の働きやすさについても聞いてみました。コクピットクルーもキャビンクルーも、社員たちは異口同音に「自由な社風」をキーワードに挙げます。
「会社側から大まかな指示はあっても、実際にキャビンでどうサービスするかは、一人ひとりの自由裁量に任されています。お客さまのご要望を自分たちで把握し、それにどう応えていくかを自分たちで考え、自分たちのやり方で実践できる。その結果お客さまに心から喜んでもらえたときは、とても嬉しいし、仕事のやりがいにつながりますね」
アメリカ人キャビンクルーの一人は、そう言って笑みを浮かべました。それに対して「デルタ航空は一人ひとりのライフスタイルが尊重される会社ですね」と話してくれたのは、機長の須田さんです。
個人のライフスタイルが尊重される会社
空港の先に見えるのはアトランタのダウンタウンの高層ビル群 |
時計は現地時間でもう間もなく午後2時を回ろうとしています。コクピットからのアナウンスがキャビンに流れました。
「当機はこれより徐々に高度を下げ、あと30分ほどでアトランタ国際空港に到着します。シートベルトをしっかりとお締めください」
日本人機長の須田さんの声です。休憩時間を終えて、再び機長席に戻ったのでしょう。窓のシェードをあげると、眼下には広大なアメリカ大陸が広がっています。はるか前方にはアトランタのダウンタウンの高層ビル群が、さらにその先には大きく変貌を遂げつつあるアトランタ国際空港が見えてきました。
【取材協力】
■デルタ航空