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デルタ航空で行くアトランタの旅(9ページ目)

世界中のパワーエリートから高く支持されているデルタ航空のビジネスクラス。それを体験取材するため、2009年5月から週11便に増便された同社の主力路線、成田/アトランタ線を利用してみました。

執筆者:秋本 俊二

自由な社風が社員たちを“やる気”に

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「自分たちで考え実践できるのが仕事のやりがい」と話すクルーたち

デルタ航空という会社の働きやすさについても聞いてみました。コクピットクルーもキャビンクルーも、社員たちは異口同音に「自由な社風」をキーワードに挙げます。

「会社側から大まかな指示はあっても、実際にキャビンでどうサービスするかは、一人ひとりの自由裁量に任されています。お客さまのご要望を自分たちで把握し、それにどう応えていくかを自分たちで考え、自分たちのやり方で実践できる。その結果お客さまに心から喜んでもらえたときは、とても嬉しいし、仕事のやりがいにつながりますね」

アメリカ人キャビンクルーの一人は、そう言って笑みを浮かべました。それに対して「デルタ航空は一人ひとりのライフスタイルが尊重される会社ですね」と話してくれたのは、機長の須田さんです。

個人のライフスタイルが尊重される会社

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空港の先に見えるのはアトランタのダウンタウンの高層ビル群
「週末に休みたい人、週末に飛んで平日に休みをとりたい人、まとめて飛んでまとめて休みたい人。この会社ではコクピットクルーも、いろんな働き方のパターンを自由に選択できる。到着地でステイするのではなく、毎日家に帰りたい人は、国内線を中心に乗務スケジュールを立てればいい」と須田さんは言います。「アトランタからロサンゼルスに飛び、その折り返し便でアトランタに帰ってくれば、1泊もしないで家族のもとに戻れます。子供の小さいうちはそういう国内線中心の乗務につき、子供が大きくなってからパリへ行ったり東京へ飛んだりといういふうにライフスタイルを変える人も少なくない。そういう個々のライフスタイルを尊重してくれる会社というのは、われわれにとっても本当に働きやすいですよ」

時計は現地時間でもう間もなく午後2時を回ろうとしています。コクピットからのアナウンスがキャビンに流れました。

「当機はこれより徐々に高度を下げ、あと30分ほどでアトランタ国際空港に到着します。シートベルトをしっかりとお締めください」

日本人機長の須田さんの声です。休憩時間を終えて、再び機長席に戻ったのでしょう。窓のシェードをあげると、眼下には広大なアメリカ大陸が広がっています。はるか前方にはアトランタのダウンタウンの高層ビル群が、さらにその先には大きく変貌を遂げつつあるアトランタ国際空港が見えてきました。

【取材協力】
デルタ航空
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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