成田をハブ拠点にアジアへの路線を開拓
ノースウエスト航空はまた、「太平洋路線開拓のパイオニア」と言われているエアラインです。アメリカと日本の間でノースウエスト航空が定期運航を開始したのは1947年。2007年には、日本就航60周年を迎えました。
成田からポートランドへの便で運航するエアバスA330-200 |
アメリカ本土へは現在、成田からデトロイト、ミネアポリス、シアトル、ポートランド、サンフランシスコ、ロサンゼルスの6都市へ。名古屋と関西からもデトロイト線が就航しています。また東京を拠点に、さらにアジアへの路線を開拓してきたのもノースウエスト航空の大きな特徴です。成田からは北京、上海、広州、香港、台北、ソウル、釜山、バンコク、マニラ、シンガポールの10都市へ。つまりノースウエスト航空にとっては、成田も重要な「ハブ空港」という位置づけになっているのです。成田以外では、名古屋からマニラ、関空から台北への運航もつづけ、多くの旅行者たちに支持されてきました。
「家族を伴ってのリゾート地への旅でよくノースウエスト航空を利用しますね」と話していたのは、年に2回は海外旅行に出かけるという公務員のYさん。「最近は原油価格の下落でどの会社もサーチャージを下げつつありますが、サーチャージが高かった時代でも、ノースウエスト航空だけは安かった記憶があります。だから、とても馴染み深い印象がありますね」
なるほど。日本からリゾートへの旅でよくノースウエスト航空を使うという人は少なくありません。成田からはグアム、サイパン、ホノルルへ、名古屋からはグアムとサイパンへ、そして関空からもグアム、サイパン、ホノルルへ就航しています。
≫≫≫ 次のページは「太平洋路線の重要性は変わらない」