合併後も太平洋路線の重要性は変わらない


ところで、ご存知の方も多いと思いますが、ノースウエスト航空は昨年、全米第3位のデルタ航空と合併することを発表しました。2010年1月1日にはすべての統合作業が完了し、世界No.1の規模を誇る新生・デルタ航空としてスタートを切ることになります。

そうなると、ファンにとって気になるのは今後のノースウエスト航空のゆくえでしょう。

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デルタ航空機と09年1月の来日会見の模様(右端がリチャード・アンダーソンCEO)

2009年に入って、デルタ航空のCEO、リチャード・アンダーソン氏が緊急来日。「アジアにおける新生・デルタ航空の戦略」と題してメディアとの会見を行っています。その中でアンダーソン氏は「両社が合併に合意した2008年4月以降、燃油価格の下落や金融危機など経営環境が大きく変化したが、こういう時代だからこそ合併による相乗効果が期待できる」と話しました。

デルタ航空とノースウエスト航空の両社は、同じ航空連合「スカイチーム」で協力関係を築いてきた仲です。両社の路線展開を見ると、デルタ航空が強いのはアメリカ南部や北東部、大西洋、ラテンアメリカ。一方のノースウエスト航空が強いのはアメリカ中西部やカナダ、そして今回のレポートで紹介している太平洋線。そういう事実からも今回の大型合併は「それぞれの足りない部分を補完し合えるもの」だと私は見ています。

とくに週に400便近くが運航されている日本発着便は、ノースウエスト航空が新生・デルタ航空として生まれ変わって以降も継続し、ファンたちの期待に変わらずに応えていってほしいですね。


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