航空券/航空券関連情報

エアバスA380 最新レポート(3ページ目)

2007年10月にシンガポール航空のシンガポール/シドニー線でついに世界デビューを果たしたエアバスA380。現在は3社によって運航されているこのオール2階建て巨人機の現状をレポートします。

執筆者:秋本 俊二

Report 3/シンガポール航空
東京線投入が日本人旅行者たちの意識を変えた


さて、A380の“元祖”といえば、やはりシンガポール航空です。2007年10月24日にシンガポール/シドニー線で世界初就航し、その後はロンドン線で、そして2008年5月20日には東京線にも投入され日本でもデビューを果たしました。

photo-5
2008年5月20日に東京線で日本デビューを果たしたA380

2008年9月18日には6機目のA380をエアバス社から受領し、ロンドン線に投入。これによりシンガポール/ロンドン路線は、世界で初めてA380が1日2便運航される路線となりました。今後もさらに13機を受領する予定です。

シンガポール航空といえば、世界の旅行メディアなどが行う人気投票で必ずトップクラスにランクされるエアラインです。とりわけ定評があるのが、CAたちが提供する機内サービスのレベルの高さ。シンガポール航空と聞くと、民族衣装のサロンケバヤを身にまとった彼女たちを真っ先に思い浮かべる人も少なくありません。

photo-6
CAたちが提供する機内サービスのレベルの高さには定評がある

ゆったりしたスペースで、これまでにないゴージャスな空の旅を楽しめるのも、オール2階建て構造のA380ならではです。この新機材の東京線への就航で、日本の旅行者たちの意識も変わってきたように思います。最初に旅の目的地を決めて、そこに行くために必要なエアラインを選ぶというのがこれまでの一般的な旅のプランニングの方法でした。しかしA380が就航して以降は、「この飛行機に乗りたいからシンガポールへ行く」という旅行者が確実に増えています。

前述したCAたちの定評あるサービスに、A380という新しい画期的な機材が“戦力”に加わったことで、シンガポール航空の人気は当分揺るぎそうもありません。
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます