航空券/航空券関連情報

旅客機ができるまで何年かかる?(6ページ目)

旅客機ができるまで、何年かかるんですか? 私のもとに、よくそんな質問も届きます。そこで今回の「業界研究シリーズ」は、新型機の開発が計画されてから完成するまでの“プロセス”について考えてみました。

執筆者:秋本 俊二

欧米の航空当局から「型式証明」を取得


また地上では、強度試験や疲労試験、さらに満席の状態で緊急時に乗客全員が90秒以内で脱出を完了できることを実証する試験なども進められます。

そして最終段階では、EASA(欧州航空安全庁)とFAA(アメリカ連邦航空局)から型式証明を取得するための「技術路線実証飛行」というテストフライトが義務づけられています。

photo-6
A380はEASAとFAAから正式な型式証明を取得 (C)Airbus

エアライン各社が航空機を受領したあとに行う定期便運航とまったく同じ条件下で、EASAとFAAのチェッカー(査察)パイロットが同乗して150時間以上連続したフライトを実施。その運航状況や着陸した空港でのライン整備状況、ボーディングブリッジの接合具合や機内清掃、さらに次のフライトに向けての機内食の積み込みや給油などのグランドハンドリングがA380でもきちんと行えるかどうかのチェック・実証を経て、A380も正式な型式証明を取得しました。


≫≫≫ 次のページは「最初の開発計画は90年代初めに浮上」
  • 前のページへ
  • 1
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます