第9位/スカンジナビア航空
東京/コペンハーゲン線を現在、エアバスA340-300でデイリー運航しているSAS(スカンジナビア航空)。2006年春にはビジネスクラスにシェル型フラットベッド「SASビジネススリーパー」シートを導入し、かねてから定評のあった同社のサービスが一段と輝きを増しました。
SASの特徴の一つは、乗客一人ひとりのニーズに応える客室乗務員たちのパーソナルできめ細かなサービスでしょう。シンプルですが、必要なときに必要なサービスをタイムリーに提供してくれます。
コペンハーゲン線で運航しているA340-300(左)と、ビジネスクラスシート(右) |
SASはデンマーク、ノルウェー、スウェーデンのスカンジナビア3国が共同で設立したエアラインであり、クルーもこれら3カ国の出身者がほぼ均等に乗務。ある日本人乗務員は北欧クルーたちを「素朴で、親切。シャイな部分もあって、決してでしゃばりませんが、困って助けを求めるとすーっと手を差し伸べてくれる人たちです」と解説してくれました。東京/コペンハーゲン線には成田ベースの日本人乗務員が各便に2名ずつ乗務しています。
SASのこの夏のトピックスとしては、雄大なフィヨルド観光へのベースタウンであるノルウェー第二の都市ベルゲンへ、期間限定で成田から直行便を飛ばすこと。コペンハーゲンを経由する従来のルートだと、乗り継ぎを含めて18時間ほどかかっていたのに対し、直行便では成田からベルゲンまでが約11時間で結ばれるようになります。憧れのフィヨルドが、ぐっと近くなりますね。
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