一晩分の着替えと多少の現金は手荷物に
以上ですが、これさえ守っていれば、仮に海外の空港で“ロストラゲッジ”に遭ってもまず大丈夫。そんなに慌てることはありません。
また、ラゲッジタグの控えはパスポートに必ずはさみ、ターンテーブルで自分自身のかばんを拾うまで無くさないようにしてください。複数のラゲッジを預けて、小さなラゲッジを取り忘れるということもよく起こります。
事前対策をしっかりしていれば、“ロストラゲッジ”も怖くない |
最近はどのエアラインも荷物を管理するコンピュータシステムが発達し、ロストラゲッジも少なくなってきました。しかしそれでも、ゼロというわけにはいきません。前の出発地からの機の到着が遅れて荷物の積み替えが間に合わなかったり、別の荷物にまぎれてどこか他の国に運ばれてしまったり──ということは必ず起ります。
最後に、自身も年に20回は海外へ出るというあるヨーロッパ系エアラインの広報PR担当者は、こうアドバイスしてくれました。
「私の場合は、いつどこでロストラゲッジに遭っても慌てないで済むように、一晩分の下着と洗面道具、貴重品、仕事の道具、書類などは必ず手荷物として機内に持ち込むようにしています。あとは、多少の現金ですね。100ドルか200ドルくらいのドル札は、常に財布に入れて海外へ。渡航先によっては、カードが使えないという場所もまだまだ多いですから」