航空券/航空券関連情報

“癒し系フライト”で海外出張を快適に!(3ページ目)

移動する距離と時間が長ければ長いほど、疲れもたまります。海外出張では、気力と体力を温存できる快適なフライトを選びたいもの。そこで、“癒し系フライト”の選択ポイントについて考察してみると──。

執筆者:秋本 俊二

機内でのディナータイムは
フライトの一番の楽しみ


もう一つ、機内での時間を楽しく過ごすために欠かせないのが、食事のサービスです。「ディナータイムはフライトの一番の楽しみ」という人も多く、どんなメニューを提供してくれるかは重要なポイントになります。

たとえば最近の人気の一つが、コリアンエアーが提供する本場の韓国料理メニュー。“機内食部門のオスカー”とも呼ばれるマーキュリー賞を受賞した「ビビンククス(韓国風そうめん)」はとくに多くのファンに支持され、「アメリカなどに出張のときは必ずコリアンエアーを使う」と話すビジネスマンもいます。

和食の人気も年々高まっています。年配のビジネスマンには「身動きできない機内では、脂っこい食事やカロリーの高いメニューはできるだけ控えたい」という人が少なくありません。そこで早くから本格的な“和”のメニュー開発に名乗りをあげたのがシンガポール航空で、京懐石の老舗料亭『菊乃井』のオーナーシェフ、村田吉弘さんの手による創作料理「花ごよみ」(ビジネスクラスで提供)などが大人気! 村田さんは、シンガポール航空が機内食を“進化”させるために世界の著名シェフたちを集めて結成した「ICP(インターナショナル・カリナリー・パネル=国際料理委員会)」のメンバーの一人です。詳しくはガイド記事「村田吉弘──“機内食”を変えた料理人」で紹介していますので、興味のある方はご一読ください。

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シンガポール航空の和食メニューを一手に担う村田吉弘さん(左)。ルフトハンザの日本路線でも「スターシェフ」(右)による洋食&和食の特別メニューが楽しめる

もう1社、機内食の新メニュー開発に力を入れているエアラインとして、ルフトハンザについても紹介しておきましょう。同社では1998年から、世界の一流シェフを起用して機内食を開発・提供する「スターシェフ」プログラムがスタートしました。日本発の路線でも、成田/フランクフルト線と成田/ミュンヘン線で2005年1月からグランドハイアット東京のシェフチームによる洋食&和食メニューを提供。今年1月からはヒルトン大阪とヒルトン名古屋のシェフを同プログラムに迎え、大阪線のビジネスクラスや名古屋線のファーストクラスとビジネスクラスでも特別メニューが楽しめるようになっています。

以上、エアラインのサービスをシートや機内サービス、食事の別に解説してきました。フライトに何を求めるかによって、選択ポイントは違ってきますね。みなさんも、ぞれぞれの目的に合ったエアラインで、最高の“癒し”を体験してみてください。


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