《News 3》
1986年の東京/グアム線開設以来
国際線就航20周年を迎えたANA
成田空港での東京/グアム線新規就航セレモニーで、当時の中村大造ANA社長は満面の笑みを浮かべ「創業以来の夢がやっと実現した」と語りました。その思いは、どの社員にとっても同じだったに違いありません。多くの関係者たちが拍手で見送るなか、乗客287人を乗せたL‐1011トライスターはグアムに向けて離陸──1986年3月3日のことでした。以来、今年で国際線定期便就航20年。それはまさに、全社をあげてのチャレンジの歴史でもあったようです。
【左】国際線就航20年を迎えたANA。【右】取材に応じてくれた営業推進本部ネットワーク戦略部長、藤村修一氏。 |
【関連記事】
■「ANA──国際線就航20年の歴史(上)」
■「ANA──国際線就航20年の歴史(下)」
《News 4》
成田空港第1ターミナルオープン
スターアライアンス各社がひとつ屋根の下に
6月2日、成田空港第1ターミナルの新南ウイングがグランドオープンし、スターアライアンス・グループ13社のうち12社が集結しました。出発ロビーには、以前は航空会社別に設けていたカウンターを利用クラス別に変えた『ゾーンチェックイン』というコンセプトを導入。ほかに126台の自動チェックイン機やカーブサイドチェックインコーナーの設置、「インラインスクリーニング」導入によるチェックイン前の手荷物検査の廃止など、旅行者にとって非常に便利になりました。「エアチケット」ガイドの鳥海さんが、その“便利さ”をさまざまな角度から伝えてくれています。
【左】スター アライアンス加盟各社がひとつ屋根の下に集結。【右】南ウイングのチェックインカウンター。 |
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■「これがANAの成田新ターミナルだ!!」~「エアチケット」サイト~
■「成田空港「私の便のターミナルはどこ?」」~「エアチケット」サイト~
■「成田新ターミナルを使ってきました」~「エアチケット」サイト~
《News 5》
独自路線を貫いてきたJALが
ワンワールド加盟に向けて調印
ここ数年、「スターアライアンス」「スカイチーム」「ワンワールド」など航空業界の“企業連合”化の動きが活発になる中、これまで世界の大手エアラインの中では唯一、独自路線を貫いてきたJALがついに「ワンワールド」への加盟を表明。2006年6月4日、パリで新規加盟に向けた調印式が行われました。世界を巻き込んでの熾烈な競争は、今後ますます激化しそうですね。このアライアンス化についても、「エアチケット」ガイドの鳥海さんが以下の記事で解説しています。
【左】JALの長距離型新鋭機ボーイング777-300ER。【右】1999年にスタートした航空連合「ワンワールド」。 |
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■「JALがワンワールド加盟を表明!」~「エアチケット」サイト~
《News 6》
次世代コンコルド開発へ
日仏の航空工業界が手を組んで始動
2003年10月にブリティッシュ・エアウェイズが最後の営業飛行を終え、後継機の登場を待たずして姿を消した“怪鳥”コンコルド。しかし、SST(超音速旅客機)の歴史がこれで終わったわけではありません。2005年6月の「パリ航空ショー」の席では、日仏の航空宇宙工業界が次世代SSTの開発に向け共同研究することで合意・調印。そして今年7月には、今後ワークショップ(共同研究会)を開催していくことなども発表されました。日本からは宇宙航空研究開発機構(JAXA)や重工メーカーなどがプロジェクトに参画し、スピード・経済性・環境性を兼ね備えた次世代機の開発がいよいよ本格的に始動しそうです。期待したいですね。
2003年に営業飛行を終え、後継機の登場を待たずして姿を消した“怪鳥”コンコルド。 |
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■「コンコルド──超音速飛行27年間の記録」
■「怪鳥コンコルドが進化して甦る!?」
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