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CAの粋でお洒落な制服 Best5(3ページ目)

「お、制服変わったんだ」「今度のはなかなか可愛いね」──旅行者たちの間で何かと話題が尽きないCAたちのユニフォーム。私が過去に取材活動などを通じて接してきた中から「粋でお洒落なベスト5」を発表します。

執筆者:秋本 俊二

第3位 / キャセイパシフィック航空
進化する都市・香港のイメージにジャストフィット


CX制服
“変わらない良さ”“伝統を守ることの大切さ”を感じさせてくれるキャセイパシフィック航空
制服のフルモデルチェンジが花盛り! そんなエアライン各社のここ数年の動きの中で、“変わらない良さ”や“伝統を守ることの大切さ”を感じさせてくれるのがキャセイパシフィック航空です。写真の制服は、2005年3月から登場した新しいモデル。「新しい」とはいっても、前モデルからのマイナーチェンジであり、同エアラインらしい伝統は色濃く残っています。

デザインは前モデルに引き続き、香港のデザイナー、エディー・ラウ氏が担当しました。「ユニフォームのリニューアルの依頼を受けてから、過去に自分が携わったすべてのコレクションをもう一度見直し、さまざまな要素をデザインに取り入れた」とラウ氏は話しています。前作をデザインの基調としているため全体としては大きな変化は見られないものの、新しい素材や細身のカッティングがシャープなシルエットを演出。またブラウスに描いた同エアラインのトレードマーク「ブラッシュウイング」を黄色と赤の二色使いに変えたことで、見る人によりフレッシュな印象を与えます。

「私たちが活動のベースにする香港は、コスモポリタンで、アジアらしさを残しながらも常に進化を続けています。その香港のイメージによりフィットしたデザインになったと社員たちとも話し合っています」と、取材に応じてくれた広報担当者も満足そう。「細身のシルエットになったにもかかわらず、ジャケットやスカートにスリットが入って前よりも動きやすくなったと、CAたちの評判もいいですよ」

ところで、キャセイパシフィック航空は今年9月に創立60周年を迎えます。それを記念して、夏期には3分の1のキャビンクルーが機内で古いユニフォームを着用してサービスする予定だとか。今年「香港逃避行」に出ようという人は、この機会にぜひ、同エアラインの伝統と歴史にも触れてみてください。

【関連リンク】
キャセイパシフィック航空の日本語サイト
■All About「香港」サイト




第2位 / ニュージーランド航空
母国の自然の美しさ、人の心の温かさをモチーフに


NZ制服
オリジナリティーをより強く表現したいという独自姿勢が伝わってくるニュージーランド航空
ホームタウンとする国・地域の特徴を最も強く打ち出しているのが、ニュージーランド航空です。新機材「B777-200ER型機」の成田─オークランド線への投入や、新しいビジネスシートの導入など、このところ何かと旬な話題の多い同エアライン。その新展開にあわせて2006年3月から全面リニューアルして登場したのが、写真にあるニューモデルです。

新ユニフォームは、同エアラインのスタッフとニュージーランドが誇る国民的ブランド「ZAMBESI」とのコラボ・チームが18カ月間に及ぶプロジェクトの末に完成させたもの。自然な色彩を基調コンセプトに、素材にもニュージーランド産の厳選されたメリノウールを使い、スマートでスタイリッシュなデザインに仕上げました。機体の尾翼デザインにもなっている「コルーマーク」を模した曲線や、先住民族マオリ族の概念をデザインに織り込んでいる点などもじつに個性的です。コルーマークの「コルー」とは、マオリ語で「シダの新芽」のこと。生命の誕生や成長をあらわす象徴で、このあたりにも、オリジナリティーをより強く表現したいというニュージーランド航空の独自姿勢が伝わってきますね。

「“ZAMBESI”は素晴らしいパフォーマンスを発揮してくれました」と、同エアラインの新しいCEO(最高経営責任者)、ロブ・ファイフ氏もコメントを発表しています。「私たちニュージーランドの人々が過去から受け継いできた財産とも言える自然の美しさ、人の心の温かさや誠実さがデザインに見事に反映させていると思う。実際にこれを着用する世界各国のスタッフの誰もが、喜んでくれていると確信しています」

女性客室乗務員には、ワンピース、メリノウールの外套、スラックス、そしてミリタリースタイルの帽子を用意。クルーたちはそれらを自由に組み合わせることで、それぞれに“自分らしさ”を表現しています。着用を開始してまだ2カ月足らずですが、日本で広報を担当する中井啓介さんは「ファッション性も備えながら機能的で動きやすく、素材のメリノウールの肌触りも滑らかでとても気に入っている──そんな声が、すでに現場の多くのCAたちから届き始めています」と話しています。

【関連リンク】
ニュージーランド航空の日本語サイト
■All About「ニュージーランド」サイト


  ≫≫≫ いよいよ【第1位】の発表です。

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