事前予約が可能な「正規割引運賃」
「正規割引運賃」を利用すれば予約時にシート指定が可能(写真提供=コンチネンタル航空) |
事前予約が不可のチケットの場合は、やはり、できるだけ早く空港に行くしか方法はありません。ぎりぎりの時間のチェックインでは、最後方に近い一角か、仮に前のほうの席が残っていても「窓側」「通路側」のいずれでもない3席並びの真ん中のシートというケースが多いでしょう。エコノミークラスの「3席並びの真ん中」は、長距離フライトの場合はかなりきつい。それを避けるには、できるだけ早くカウンターに行き、空いている中から「良い席」を確保するしかありません。良い席は基本的に早いモン勝ち、です。
ただし早く空港に到着しても、たとえばソウルから成田を経由してLAに行くといった便の場合は、ソウル出発の時点で「良い席」はすべて埋まっている可能性もあります。その意味では、「利用する便の選択」というのも「良い席」確保のための大切なポイントかも知れません。
誰にも邪魔されずにくつろぎたい
利用する路線や便によって、また使用しているのが同じ機種でも運航するエアラインによって座席構成などが違うことを、ここまで詳しく見てきました。早めに空港に到着したら、まずはカウンターの係の人に「これから取れる席で一番のおすすめはどこですか?」と率直に訪ねてみることです。自分が接する(担当する)乗客にできるだけ快適な空の旅を提供する──それがカウンタースタッフの役割でもあるのですから。
窓側シート派には「あのプライベート感が好き」という人が多い(写真提供=シンガポール航空) |
「席を立つときに、いちいち恐縮しながら隣で寝ている人を起こしたりするのは、それは私だって面倒です。でも、他人の都合で自分が起こされるよりは、自分の都合で他人を起こすほうがいい──そうは思いません?」
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