RACは就航した当初、沖縄本島(那覇)と南大東島、北大東島を別々に結んでいました。しかし人口1,500人の南大東島に比べて、人口わずか500人の北大東島への路線は採算が合いません。そこで那覇から両島を三角形にぐるっと回る路線案を採用。その結果、“日本一短い航空路”が誕生しました。
南大東島と北大東島は、どちらも周囲を岩肌に囲まれ、船では強風が吹くと接岸を阻まれてしまいます。そのときは船客をクレーンをつかって乗り降りさせなければなりません。想像するだけで大変さがわかりますね。
二つの島を結ぶ空の便ができて、とくにお年寄りたちは喜んでいるようです。「移動がだいぶラクになりましたよ」と。累計200万人目の乗客となった名嘉さんも「私は船に弱いのから助かってます」と記者のインタビューに答えていたとか。
就航から18年目を迎えるRAC、これからも“空の渡し船”として、安全で快適な運航を続けてほしいですね。
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