航空券/航空券関連情報

エアライン整備士になる(2ページ目)

整備士になりたいと、航空会社の門をたたく人が増えているそうです。これも人気ドラマ『GOOD?LUCK!!』の影響なのでしょうね。では、エアライン整備士とはどんな仕事で、どうしたらなれるのか?

執筆者:秋本 俊二

Q、どうしたら整備士になれますか?
A、航空会社や整備会社によって違いますが、整備士になるには航空専門学校の整備士養成コースに進んで航空会社に就職するというコースが一般的です。

Q、工学的な知識のほかに、どんな勉強が必要ですか?
A、多くの人が入ってみて痛感するのが、語学力の必要性です。飛行機は主にアメリカとヨーロッパで製造され、整備マニュアルなども英語表記が多い。したがって語学力は必須で、整備士をめざす人はなるべく早い時期から英語の勉強を続けておくといいでしょうね。

Q、航空会社に入ってからは?
A、ライン整備士をめざす人はみんな、最終的に各機種ごとの「一等航空整備士」という国家資格の取得を目標にします。入社後は航空機の基礎や整備方法、専門用語などについて講義や実習を受け、整備ドックで先輩整備士に学びながらじっくり経験を積みます。学科試験と実地試験が何度も行われ、厳しい社内審査を経てようやく一等航空整備士の国家試験が受けられます。

Q、勉強以外にも大事なことはありますか?
A、もちろんあります。整備士として重要な資質の一つが、毎日の仕事の中で要求される判断力や決断力。これは机上の勉強だけで身につくものではありません。また巨大な飛行機の整備はチームを組んで進めるので、他の整備士たちとの協調性も必要です。

             ◇      ◇

なお、航空会社に入ってからの具体的なカリキュラムを知りたい人は、当「飛行機」サイトのおすすめNDEX「航空関係の仕事」 にある『こちらはJAS整備本部』 を訪ねてみてください。「整備士になるまで」 の項目に、入社後のカリキュラムが分かりやすく図解されています。また航空機整備の現場を見学してみたいという人は、おすすめNDEX「日本のエアライン」にある『全日空』のサイトで、機体メンテナンスセンターの見学を受け付けています。詳しくはこちらから。
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