《解答編》
A1、アメリカン
アメリカンに配置換えというのは、アメリカ路線が担当になったという意味ではありません。アメリカンとはアメリカン・コーヒーのこと。つまり「濃くない」コーヒーから「国内(こくない)線」を指すそうです。
A2、オジェ子
オジェ子の「オジェ」とはOJT、つまり見習いの意味。何かドジをやらかしたときなどにも、「まったく、あの人はオジェ子なんだから……」というように使うそうです。
A3、ツル子さん
昔、JALの尾翼に鶴のマークが付いていたことから、JALのCAを「ツル子さん」と呼んだらしい。ちなみにJALで地上勤務をしている女性を、「おかツル」と呼んだとか呼ばないとか……。
A4、カラスフライト
カラスフライトとは、真っ暗なフライトだから「夜間飛行」──と答えた人は、バツです。カラスとは修学旅行の団体のこと。黒い学生服が揃うと、まるでカラスの集団に見えるのだそうです。
A5、サイレントサービス
日本語で、静かなサービス。言い換えると、沈黙のサービス──つまり「無視しろ!」です。きっとこのお客さんは、CAを呼び止めてはつまらない冗談を連発したり、わがままな注文を繰り返したりしたのでしょう。
A6、リマさん
リマさんの「リマ」とは「リマークス」の略で、CAの間では要注意人物を指します。ブラックリストに載っている人物が搭乗すると、「あの人、リマさんだから気をつけてネ」と注意が回るのでしょうか。
A7、ビップちゃん
ふつうVIPといえば大切なお客さん。でもここでいう「ビップちゃん」とは、一人旅の子供のこと。「ビップ・チャイルド」を略した言葉です。将来を考えると、VIP待遇で早くからそのエアラインのファンになってもらうことが大切なのでしょうね。
A8、ブレコネ
「ブレイク・コネクション」の略。悪天候による遅れなど何らかの理由で乗り継ぎができなくなることを言います。
A9、グリコ
両手を思い切上げてゴールインする人──そんなグリコのマークを覚えていませんか? CAたちが言う「グリコ」とは、つまり“お手上げ状態”のこと。よっぽどトラブルが続いたのでしょう。
A10、高飛び
ステイが義務づけられている地を離れること。別の地方に観光旅行に出掛けてしまうなど、もってのほか。「宿泊地を離れてはいけない」という規則を破ったことがわかると、あとが大変らしいですよ。
※さあ、10問ちゅう何問正解でしたか? もちろん、こんな言葉が本当に日常の仕事で使われているかどうかは、定かではありません(念のため)。
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※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。