タイルを使ったモザイク装飾で、自分だけのインテリア雑貨を作ろう
画像はオリビエの作った、鍋しき、写真たて。男性にもおすすめのホビーです。家族みんなで、楽しめそうです |
ガイドは義理兄オリビエに「モザイク」を習いました。彼は本を見たり知人の製作を見たり、ほぼ独学ですが、テーブルや写真たて、鍋しきなど、カラフルでセンスあふれるモザイク・インテリアを多く制作しています。モザイクにはいろんな技法があるようですが、ここではオリビエから学んだ手順・手法をご紹介します。
のんびりとした休日は、お家でモザイク!
はじめての方は欲張らず、小さな物から |
【準備するもの】
■モザイクを施すもの
■タイル
■接着剤(仮止め用。タイル用がおすすめ)
■目地セメント
■スポンジ、古布
■ゴムベラ など
今回は木製の鏡のフレームに、モザイク装飾を施しました。木製やレンガ鉢などはおすすめですが、ガラスやプラスチックは不向きです。セメントには、粉末タイル用ホワイトセメントを使用。タイルを手でカットする場合は、タイルニッパー(タイルをカットするペンチ)、目を守るための防塵めがね、軍手なども必要です。初めての方は、市販のカット済みのタイルを使用する方が、かなり簡単です。またタイル以外にも、貝殻や陶器、石なども利用できます。
まずは何に、どのようにモザイクするかを決める
実際の作業に入る前に、何に(モザイクを施すもの、今回は鏡のフレーム)、どのように(どんな色味で、どんな模様にするか)をイメージしておきます。鏡のフレーム部に、ペンキを塗って下準備。これは木材のゆがみを防止するためにしましたが、必須ではありません。また鏡部には、セメントの付着を防ぐため、マスキングテープを貼りました。
タイルを専用のペンチで、好みの大きさにカットしていきます。カット済みのタイルを使用する場合は、この手順は不要。破片が飛び散らないように、袋などで覆いながらカットします。防塵めがねや軍手などを着用し、けがをしないように気をつけてください。
あらかじめモザイクする部分を紙に簡単にデッサンし、その上にタイルを仮置きしていきます。一見、手間に思えますが、次の段階ではモザイクする物に接着剤で固定していくので、置き直しができなくなります。ここで色々と図案を練り直してくださいね。
仮置きが終わったら、モザイクする物の上に、接着剤で固定していきます。一度固定すると、修復に手間がかかるので、配色やデザインは仮置きの間によく試しておいてください。
タイルの固定をすべて終えたら、いよいよ目地セメントを流し込みます。目地セメントは袋の指示に従って水で練ります。タイルの隙間にしっかりと入りこむように、指やへらを使って、ゆっくり流し込んでください。
セメントのふき取りと乾燥。完成まで、気長に楽しみましょう。
目地セメントを流し込んで約10分後(手順6の画像)。この時点では、セメントはまだ固まっていませんが、次の工程での「ふきとり」を簡単にするために、スポンジで軽くふき取ります。きれいにふき取るのはセメントが乾いてからできるので、手順6でのふき取りは簡単に。水でぬらしたスポンジを固~くしぼり、表面の大きなセメントの塊だけを、ゆっくりふきとります。くれぐれも水分がタイルの隙間に入らないよう注意してください。また、細かいタイルがとれないようにも注意してください。
約1~2時間後、目地セメントが半乾きの状態です。布を少しぬらして固くしぼったもので、タイルについた目地セメントをふき取っていきます。タイルがずれないように、ゆっくりと。
約1日~2日後、目地セメントがしっかり乾きました。タイル表面にまだ残っているセメントを、乾いた布でふきとりきます。側面に付着した余分なセメントの塊は、つまようじなどで取っていきます。
画像はオリビエの作品。テーブルや鍋しき、写真たてなど、さまざまな作品が楽しめます。
自分好みの素材や配色で作成したモザイク小物で、お家の中をステキにアレンジしてみてください!
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