ハンドメイド・手芸/ハンドメイドの実例

第1回 東京国際フラワーEXPO 枯れない花のアレンジ

10月14-16日に東京ビッグサイトで行われた「フラワーEXPO」にて、リースなどの花クラフトに最適の素材を見つけました。プリザーブドフラワーではなく、枯れない花をご紹介します。

執筆者:佐々木 純子

花クラフトの世界はどんどん変わりつつあります。プリザーブドフラワーの流行により、「枯れない花」というのが注目されているのです。2004年10月14~16日に、東京ビッグサイトで行われた第1回 東京国際フラワーEXPOに行ってきました。そこで見たのは、何ヶ月も枯れない不思議な花を使って作る、花のリースやアレンジメント。フラワーアレンジメントの世界はどんどん進化しているのです。

フレッシュドライフラワー

フラワーEXPO風景
雑誌に登場したフレッシュドライフラワーの手法がパネルで紹介されていました。
フレッシュドライフラワーとは、自然乾燥やシリカゲルのドライフラワーとは違います。花の色や形や弾力性がそのままで保存されるのです。かといって、プリザーブドフラワーのように、いったん色を抜いて、染色するわけではありません。生の花そのもののあざやかな色を長期に保存するための手法です。



作り方はごく簡単

フレッシュドライフラワーを作るキット
フレッシュドライフラワーは、有毒な薬品などを使わないので、誰にでも作ることができ、人体にも安全です。
シリカゲルのドライフラワーのように、密閉したガラスの中にとじこめておかなくても数ヶ月は美しさを保ちます。作り方は、パピルというペーパー状の特殊な乾燥剤を入れた密閉容器(キッチンにあるタッパーでOK)に花を入れて、パウダーを入れます。パウダーの重みで花の形が美しいまま保存されます。1週間以上乾燥すると、できあがり。さらに、ワックスを加熱して花の表面をコーティングします。これだけで、数ヶ月は枯れない花が完成。リースやバスケットアレンジなど、お好きなアレンジを楽しんで!



新世代ドライフラワー

まるで生の花のような風合い
せっかくのアレンジをできるだけ長く楽しみたい、という方におすすめです。
たとえば、「ウエディングのブーケを自分の手で作りたい」という花嫁さんの希望もフレッシュドライフラワーならかなえることができます。式の当日や前日は、ほかの準備で忙しい花嫁さんでも、事前に作っておくことができるからです。花によっては半年以上も色あざやかさを保つことができるので、大切な日を思い出すための記念にもなります。このフレッシュドライフラワーの技能を学ぶコースができました。



■フレッシュドライフラワー■

アドバンスコース
製法とコーティングを学ぶ1日コース
修了者は認定コースの受講資格が得られ、基本資材を割引価格で購入することができます。

技能認定コース
作品や商品製作を学ぶ4日間コース
修了者は、(財)日本余暇文化振興会の「フレッシュドライフラワー技能認定証」が取得できます。 詳しくは楽習フォーラムまで。フレッシュドライフラワーの基本を体験できるキット(\1,900 税込)の通信販売も行っています。

次のページは韓国で開発されたフローレンスフラワーの紹介です。
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