1992年に山梨県清里村で、日本で初めてのキルトのイベント「インターナショナル・キルトウィーク(R)」が行われました。それから早12年。今夏は横浜だけではなく、名古屋でもキルトウィークが開かれ、東海地区のキルターたちがキルトの祭典を楽しみました。
メイン会場の吹上ホール
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入り口正面の壁には、天井から下げられた3枚の巨大キルトが飾られています。 |
7月15~17日の3日間行われたキルトウィークを私も取材してきました。メイン会場の吹上ホール内は、たくさんのキルトが飾られ、熱心なキルターたちが作品鑑賞や買い物ににぎわっていました。
アイディアいっぱいの展示ブース
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ベージュピンクの淡い色合いと、アンティークレースで飾った素敵なブース。 |
サークル&グループ展の各ブースも今回は表彰の対象になっていて、結果は3日目に発表されました。円座佳代先生のグループ「ミックスJam」は、イギリスの昔の庭をイメージした展示。統一された色彩が、とても居心地がよい空間を創りだしています。他にも「キャシー中島 スタジオK」と「チャーミング キルターズ」の2つが表彰されました。
カオハガンのキルト
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自由気ままな配色と、曲がりなんか気にしない大らかなピースワークのキルト。 |
毎回、このキルトウィークで楽しみにしているのが、カオハガンキルトの展示即売です。
カオハガン島は、セブ島の近くの小さな美しい島。崎山克彦さんという日本人が退職金で買い、元の住民と共に暮らしている有名な島です。現在は、パッチワーク講師の吉川順子先生の指導により、カオハガンの島民たちはキルトを作ることでも収入を得ています。そのキルトの楽しいことと言ったら…。曲がっていても平気だし、色も大胆。私は毎回イベントのたびに、これらの自由気ままなキルトを見ることを楽しみにしているのです。