下は、同じデザインをセオレムステンシルと、普通のステンシルで描いたものです。左がセオレムステンシルで、右が従来のステンシル。
ステンシルは、隣り合う柄と柄のきわに「隙間」があります
この隙間は、作る型紙をできるだけ少なくするためには、必要なものですが、どうしても写実的表現が難しくなってきます。
それに対して、右の「セオレムステンシル」は、まるで筆で描いたような仕上がりです。柄と柄の間に隙間がまったく無い分、色を塗り分けるときに使う「版(パーツ)」がたくさん必要になります。けれど、型を一度カットしてしまえば、色づけの際にはみだすこともなく、同じ図案を何度も描くこともできます。絵が苦手な方にも美しい絵を描くことが可能です。
色づけは、トールペイントと同じようなに、絵の具と筆を使ってつけていきます。シェード・ハイライトの付け方も同様です。トールでいうサイドローディングは、ステンシルブラシをくるくると優しくまわして色を入れるだけ。
どうですか? ちょっと興味を持てましたか? もっと詳しく知りたい方は、今回、画像提供と取材にご協力いただいた、kyokoさんのホームページAtelier Blue berry をご覧下さい。
なお、セオレムステンシルの実物は、5/10~12に東京ビッグサイトで行われる日本ホビーショーにて見ることができます。Angel Dropsというグループ名で、ブースを出しています。