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2008年上半期のIT業界3大ニュース

iPhoneの発売決定、マイクロソフトとYahoo!の買収騒動など今年上半期のIT業界は一般の新聞などでも大々的に取り上げられるニュースが相次ぎました。今回はそんな今年上半期のIT業界を振り返ります。

水上 浩一

水上 浩一

インターネットサービス ガイド

経営コンサルティング会社代表。月商1億円超の店舗を連続で輩出する全国16地域、1,000人以上が参加の勉強会「EC実践会」の講師。著書に「圧倒的「利益」を生み出す“キュレーション・マーケティング”独自性を創出する10の視点」「ホームページなら小が大に勝てる!儲かる会社ランチェスター戦略」等。

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2008年上半期はIT業界にとってもいくつも大きなニュースがありました。今回は、今年上半期に起きたさまざまなIT業界のニュースの中から特に注目の3つのニュースを中心に今後の展開も含めてみていきます。さて、IT業界の今のトレンドとは?

海外の人気サイトの日本語版が続々と登場

Facebook、そしてTwitter。海外で人気のサイトの日本語版がスタートしています。
Facebook、そしてTwitter。海外で人気のサイトの日本語版がスタートしています。

昨年は6月にYouTube。そして7月にはセカンドライフの日本語版がスタートし、話題となりましたが、今年上半期はそれ以上に海外で人気のサイトの日本語版がスタートしています。

まず4月22日、ミニブログサービスの先駆者として世界中で多くのユーザーが利用するTwitterの日本語版がスタートしました。

アメリカでは、このTwitterを使い、Time誌のブロガーAnna Marie Cox氏の元、大統領候補のマケイン氏とオバマ氏のそれぞれの代理人がハイテクや政府について討論を行うなど、既に一般化していますが、日本ではまだこれからといった状態です。

そして先月19日には世界第2位のユーザー数を持つSNS、Facebookの日本語版がスタートしました。市場調査会社comScoreによると5月は世界全体のユニークユーザー数でMySpaceを抜き、1位になったという統計もありますが、こちらもTwitter同様、日本ではまだまだこれからといったところでしょう。

過去の記事でも言及していますが、今までに海外の人気サービスが日本に上陸し、そのまま海外と同様に人気サービスとなるケースは本当に少なく、ほとんどの場合は、そのまま日本の同様のサービスの影に埋もれていくパターンが常となっています。

日本の場合、言語という大きな障壁があるのはもちろんですが、それ以上に自由度が高いサービスよりも逆にそこで何をすれば良いのかをしっかりと提示したサービスでないとなかなか触手が動かないという、ある種、日本人の特性を理解した上でのサービス展開が必要になります。

今後も多くの海外のサービスが日本に参入してくるでしょうが、どのようなサービスにしても、より日本人の特性に訴えるサービスでないと、なかなか普及は難しいのかもしれません。

【関連記事】
Twitter日本語版がしかけるミニブログ戦争
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<次ページでは遂に7月11日に発売が決まったiPhoneについてです。>
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