SNSよりも気楽でブログよりも気軽なコミュニケーションツール
シンプルなコミュニケーションツールの先駆けとなったTwitter |
先月行われたWeb 2.0 Expo/Tokyoのため来日したTwitterの共同創業者、Evan Williams氏は、「Web2.0」の提唱者であるTim O'Reilly氏との対談で、Twitterが基本的には英語のサービスであるにもかかわらず、これだけ日本でも人気となったのは、公開しているAPIで作られた多くの日本語インターフェースソフトのおかげであると語っています。
Twitterの最大の魅力はユーザー同士がリアルタイムで情報を交換し合える同期性にありますが、例えば、あるユーザーが午前中に「○○という映画を見た」という書き込みを夜になってから見て、次の日にその映画を見に行くなど、必ずしも同時間にお互いがログインしていなくても、多くの情報を共有できるというのも大きな魅力となっています。
PC、モバイルなど同様のサービスも数多く存在し、今年1年ですっかり定着した感のあるミニブログサービスですが、まだまだ利用しているのはネットのヘビーユーザーが中心となっています。来年以降はいかにライトユーザーを取り込んでいけるかが鍵となりそうです。
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スタートからわずか3ヶ月半で累計利用者5,000万人を突破した「顔ちぇき!~誰に似てる?~」 |
また6月16日にスタートした「脳内メーカー」は自分の名前を入れるだけで、脳内のイメージを図にして表示するサービスで、10月5日時点で累計アクセス数が5億ページビューを突破しています。
脳内メーカーは、各検索エンジンの年間キーワードランキングにおいても、Yahoo!、gooで8位になるなど、6月スタートのサービスとしては異例の人気となりました。
PCのサービスである脳内メーカーやその後、話題となった自己紹介工場、相関図ジェネレータなどが人気となった背景には、どれも会社や友人の名前を使って行うということで、周りの人同士でコミュニケーションが取りやすいサービスだということが考えられます。
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今年、人気、話題となったネットサービスはどれも、ユーザー同士のコミュニケーションを重要視したサービスです。そしてこの傾向はモバイルネットがより普及するであろう、来年以降、より顕著となっていきそうです。
次回は今年話題となったモノ、サービスを振り返っていきます。お楽しみに!