インターネットサービス/インターネットサービス関連情報

2007年に一番はやったネットサービスとは?(2ページ目)

今年も残りわずかとなりました。IT業界も様々なニュースがありましたが、今回、次回の2回に分け、今年を振り返ります。今回は特に今年話題となったネットサービスについて見ていきます。

水上 浩一

執筆者:水上 浩一

インターネットサービスガイド

SNSよりも気楽でブログよりも気軽なコミュニケーションツール

シンプルなコミュニケーションツールの先駆けとなったTwitter
シンプルなコミュニケーションツールの先駆けとなったTwitter
3月辺りから日本でも話題となり、世界中で同様のサービスが続々とスタートしたミニブログの元祖、Twitterですが、Twitterのトラフィックの20%が日本からのトラフィックということからもその人気が伺えます。

先月行われたWeb 2.0 Expo/Tokyoのため来日したTwitterの共同創業者、Evan Williams氏は、「Web2.0」の提唱者であるTim O'Reilly氏との対談で、Twitterが基本的には英語のサービスであるにもかかわらず、これだけ日本でも人気となったのは、公開しているAPIで作られた多くの日本語インターフェースソフトのおかげであると語っています。

Twitterの最大の魅力はユーザー同士がリアルタイムで情報を交換し合える同期性にありますが、例えば、あるユーザーが午前中に「○○という映画を見た」という書き込みを夜になってから見て、次の日にその映画を見に行くなど、必ずしも同時間にお互いがログインしていなくても、多くの情報を共有できるというのも大きな魅力となっています。

PC、モバイルなど同様のサービスも数多く存在し、今年1年ですっかり定着した感のあるミニブログサービスですが、まだまだ利用しているのはネットのヘビーユーザーが中心となっています。来年以降はいかにライトユーザーを取り込んでいけるかが鍵となりそうです。

【関連記事】
Twitterが提案するコミュニケーションの形
ライブドアの新ブログサービスnowaとは?
2007年上半期を賑わしたニュースとは?

リアルのコミュニケーションを補完するネットサービス

スタートからわずか3ヶ月半で累計利用者5,000万人を突破した「顔ちぇき!~誰に似てる?~」
スタートからわずか3ヶ月半で累計利用者5,000万人を突破した「顔ちぇき!~誰に似てる?~」
自分の顔写真を携帯メールで送るだけで、自分の似ている有名人を教えてくれるサービス「顔ちぇき!~誰に似てる?~」は4月26日に開始以来、8月17日には累計利用者が5,000万人を超える人気サービスとなりました。

また6月16日にスタートした「脳内メーカー」は自分の名前を入れるだけで、脳内のイメージを図にして表示するサービスで、10月5日時点で累計アクセス数が5億ページビューを突破しています。

脳内メーカーは、各検索エンジンの年間キーワードランキングにおいても、Yahoo!、gooで8位になるなど、6月スタートのサービスとしては異例の人気となりました。

PCのサービスである脳内メーカーやその後、話題となった自己紹介工場相関図ジェネレータなどが人気となった背景には、どれも会社や友人の名前を使って行うということで、周りの人同士でコミュニケーションが取りやすいサービスだということが考えられます。

【関連記事】
10代が先導するモバイルネットサービス

今年、人気、話題となったネットサービスはどれも、ユーザー同士のコミュニケーションを重要視したサービスです。そしてこの傾向はモバイルネットがより普及するであろう、来年以降、より顕著となっていきそうです。

次回は今年話題となったモノ、サービスを振り返っていきます。お楽しみに!
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※OSやアプリ、ソフトのバージョンによっては画面表示、操作方法が異なる可能性があります。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます