今年も後、残り1ヶ月を切りました。そこで昨年に引き続き、今回と次回の2回に渡って今年のIT業界を賑わしたニュースをご紹介します。今回は今年話題になったネットサービス編です。

動画の新しい楽しみ方を提供するニコニコ動画

日本発の動画共有サービスとして人気となったニコニコ動画
日本発の動画共有サービスとして人気となったニコニコ動画
各検索エンジンが発表した今年の検索キーワードランキングにおいて、動画共有サイトのYouTubeニコニコ動画が高い人気を得ています。

YouTubeは、Yahoo!で2位、gooで3位、インフォシークでは1位となっています。一方、ニコニコ動画はYahoo!で9位、gooで17位とYouTubeには及びませんが、どちらも急上昇ランクインとして注目のキーワードとなっています。

8月には利用者ひとりあたりの平均訪問回数がYouTubeの5.2回を上回る8.8回、平均利用時間はYouTubeの1時間を3倍以上上回る3時間14分。そして総利用時間は毎月、約50%前後伸び続け、8月は5億5128万分です。

10月には吉本興業グループやエイベックス・エンタテインメントなどコンテンツホルダー7社と業務提携や台湾版のスタート。さらに11月にはID登録者が400万人を突破するなど下半期も順調にその人気を伸ばしています。

動画にコメントを流せるという独自のスタイルを確立したニコニコ動画は、その動画に関連した商品のアフェリエイトをユーザーが選択して貼り付けられるという新たなECのスタイルも人気を呼び、来年以降も日本発の動画共有サービスとして、多くのユーザーを獲得していきそうです。

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mixiのユーザー数が1,200万人を突破

APIの公開、OpenSocialの参加によってmixiは来年以降、さらに人気を伸ばすのか?
APIの公開、OpenSocialの参加によってmixiは来年以降、さらに人気を伸ばすのか?
5月20日についに会員数1,000万人を突破したmixiは、11月には1,240万人を抱えるSNSとして相変わらず日本では一人勝ち状態が続いています。

mixiは7月のページビューにおいて、PCが64.8億、モバイルが52.7億という結果が出ています。まだわずかながらPCのページビューがモバイルを上回っていますが、1月~3月期に比べ、モバイルは10億ページビュー以上増加しているのに対し、PCは5億ページビューも減少していることから、来年以降はモバイルがPCを上回ることは確実でしょう。

しかし、PCでは一人勝ち状態のmixiですが、モバイルでは、モバゲーというライバルがいます。現在、mixiでは提供していない、ゲーム、アバター。そして18歳未満への利用解放など、今後、モバイルSNSとしてのmixiがどう変わるのか注目が集まっています。

またPCの方では、11月にGoogleが発表したSNSのアプリケーション開発のための共通API「OpenSocial」の参加に日本のSNSとして唯一、参加を表明したmixiですが、ミクシィ代表取締役社長の笠原健治氏は「Web2.0 EXPO Tokyo」の中で、ユーザー自身が自分の欲しいアプリケーションを作れるための柔軟なプラットフォームを提供することで、ユーザーにmixiをダイナミックに変えてほしいと語っています。

世界的にオープン化が主流となりつつあるSNSですが、mixiの取る戦略が日本のSNSがどういう方向へ進んでいくのか。来年以降のmixiの動きに俄然、注目が集まりそうです。

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<次ページでは、Twitterなどのミニブログ、そして顔ちぇき、脳内メーカーなど今年登場した新たなサービスについて見ていきます。>