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ネットプライスが狙う新たな戦略とは?(2ページ目)

今回は、ストック型からフロー型へと大きな転換をはかったネットプライス社長、佐藤輝英氏に転換の経緯、そして今後の新たな展開などについてお話を伺っていきます。

水上 浩一

執筆者:水上 浩一

インターネットサービスガイド

フロー型からストック型、そしてフロー型へ

オープンから8周年を迎えたネットプライス
オープンから8周年を迎えたネットプライス
ガイド:
今年初め、在庫を持たずにメーカーや問屋さんへの受注後発注という、いわゆるフロー型だったものを、一部商品の在庫を自社内に持つストック型へと変更されました。しかしそこで過剰在庫が出てしまったこともあり、また再度、フロー型へと戻していますよね。

佐藤:
一言でいうとやり方を間違えたということです。売上を一気に伸ばそうと思って安易に在庫を持ってしまったことが原因です。トップラインを伸ばすための戦略が、逆回転をし始めてしまった。商品が陳腐化するスピードの速さを実感しましたね。売り場の鮮度が落ちてしまったんです。

ガイド:
一週間で商品を更新するのが売れ残ってしまうと、次の週も同じ商品を出すことになってしまいますものね。

佐藤:
そうですね。せっかくお客様に来て頂いても先週と同じ商品が並んでるということになってしまったんです。在庫が残ることによって結果的にお客様にご迷惑をおかけすることになってしまいました。これではダメだと、半年で元のフローへ戻しました。

お客様へ最大の価値を提供するために

ガイド:
ただ、在庫を持つということは、人気商品を押さえるためにも、安定供給させるためにも大事ですし、メリットも大きいと思うのですが?

佐藤:
人気商品を押さえるというのは小売りの基本ですが、消費の嗜好がめまぐるしく変わる今の時代において、売れ筋を読むのは正直、難しくなっていますよね。 もちろん、当社も含めてどの店舗さんもそれこそ血のにじむような努力をしていると思いますが、これは本当に難しい。

これは売れる!と思って仕入れた商品が売れ残った時、しわ寄せがいくのはどこかというと価格です。つまり、その商品の価格にリスク分が上乗せされてしまうわけです。そうすると私たちが「ギャザリング」でお客様に提供している安さですとか、お得さという基本的な価値が失われてしまうということに改めて気がつきました。

ガイド:
それにしても一気に在庫を処分し、素早い転換でしたね。

佐藤:
違ったと思った瞬間にスピーディーに立ち位置を変えないと、「ギャザリング」が面白くなくなったり、安くなくなったりしてお客様が離れていってしまう方が怖いですから。在庫と流通、そして価格。トータルで見て「このやり方は違う」と思いましたので、元の形に戻しました。

<フロー型への再転換を図ったネットプライス。では次の展開は?次のページで>
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