また、今、Web業界ではこの団塊の世代を狙ったサービスで各企業がしのぎを削っています。インターネットが全世代に定着しつつある今、この団塊世代はどういった形でWebに接しているのでしょう?また今後、この世代がこれからのWebを牽引していくというのはどういうことなのでしょう?今回は団塊世代とWebについて考えてみたいと思います。
団塊世代をターゲットにしたWebサイトの増加
団塊世代向けサイトは楽天、ぐるなび、Yahoo!などの大手サイトが2005年から昨年にかけて、それぞれのサイトの特性に合わせて団塊世代に向けたサービスを開始しています。・楽天シニア市場
楽天が一昨年3月より始めた団塊世代向けのオンラインショッピングサービス。商品ジャンルを団塊世代にも馴染みの深い百貨店のフロア案内に似せた形で紹介するなどの他、団塊世代の著名人によるリコメンドコーナー、団塊世代のユーザーによる商品購入の感想など情報面でもこの世代に強くアプローチをしています。
・ぐるなびシニア
昨年2月、シニアマーケット専門のコンサルティング会社「シニアコミュニケーション」と飲食店のインターネット検索サービス「ぐるなび」などを運営する「株式会社ぐるなび」が業務提携し、団塊、団塊以降の世代にターゲットをしぼったグルメサイト。エリア、料理別検索の他、「孫と」、「夫婦二人で」など同伴者別検索や「若者が多くない」、「バリアフリー」などの設備別検索、「地酒にこだわる」、「文化施設が近い店」などのこだわり別検索など「ぐるなびシニア」独自の検索方法で気に入ったお店を選択できるようになっています。
Yahoo!が運営する団塊世代向けサイト「Yahoo!セカンドライフ」 |
Yahoo!が今年4月から始めた団塊世代向けポータルサイト。「政治経済」、「くらし」、「お金」から「旅」、「グルメ」、「おしゃれ」などのカテゴリに分け、それぞれの専門家、著名人などが達人、サポーターとして記事を書いています。更にニュース、ショッピング、占いなどYahoo!の多彩なサービスと連携していて、Yahoo!全体のアクセス数アップにも一役買っています。
・OCN briller
先月27日よりNTTコミュニケーションズが運営する学ぶ」「こだわる」「年齢を武器に」をテーマにしたサイト。ユーザーの体験談を共有したり、趣味に関して専門家からアドバイスを受けたりなどのほか、動画も駆使したコミュニケーションサービス。
活性化する団塊世代向けコミュニティ
そしてポータル、ショッピングなどの他、SNS、ブログなどのコミュニティでも団塊世代向けのサービスには以下のようなものがあります。・Slownet
スローネット株式会社が運営する団塊世代向けSNS。2000年7月に団塊世代会員制ポータルサイトとして開始され、昨年、10月よりSNSとしてリニューアル。「写真」、「カルチャー」、「旅」など計7種類のエリアが用意され、エリアごとに「読み物」の提供と、メンバー同士の交流を促すサークルを用意。また自分のページで公開できる日記は「自分史」、「アルバム」、「研究発表」など、団塊世代に向けた活用の場となっています。
・Re:log
凸版印刷株式会社が運営する大人の、大人による、大人のための、趣味系ブログコミュニティサービス。会員登録によって趣味に関することを中心に簡単にブログを作成できます。
このようにポータル、ショッピング、SNS、ブログなど、どれも元のサイトの特色を生かした上で、リンクなどで連携をとり、最終的には元のサイトへの誘導を促すものが主となっています。しかし、連携をとったが故の問題点も存在しています。
<次ページでは団塊世代向けサイトの問題点、そしてシニアと親和性の高いドロップシッピングについて言及していきます。> |