インターネットによる時代の大変革を語る西川氏 |
ネットでビジネスを塗り替えろ!
ガイド:西川社長が、インターネットはビジネスとしていける、 と考えたのはどんなところですか?
西川:
もともと私は大手の企業に就職したのですが、いわゆる使い古された言葉でいうならば 組織の歯車の一つでいることへ不満を感じていました。いつかは独立してやろうと。 そう考えているところへアメリカでインターネットの流れがやってきて、 ああ、これだな、と直感したわけです。
ネットスケープの上場、アマゾンの上場、そしてYahoo!の躍進を目の当たりにして、 インターネットはものすごく大きな波になると思いました。 インターネットでビジネスの革命を起こすことができる、既存のビジネスを塗り替える ことができるという予感もありました。なにしろいままで全くなかったものですから。
その予感は現実のものとなり、金融から流通までインターネットは現実にあらゆる ビジネスにおいて大変革を起こしました。たとえば、最近ではネットトレーディングが良い例です。
いままでの既存の証券会社のイメージを完全にひっくり返しましたよね。 手数料が大幅に下がったり、購入手続きが簡単になったり。 流通で言えばネット通販もそうです。かつては問屋から小売りへと流れていた商品ですが、 今ではメーカー直売が当たり前のようになりました。つまりは流通の「中抜き」がインターネット の活用によって起こり始めたのです。
インターネットによる時代の大変革を予測した西川社長は、実際にビジネスとしてその 予測を具現化していくことになります。
次回は、ネットエイジとして携わってきた事業について、また現在西川社長が注目 しているポイントについてお伺いします。お楽しみに!