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▼プアール茶同梱チラシが転機に 通販成功への軌跡(上)(3ページ目)

カタログ通販で年商43億円、緑茶からプアール茶へ通販商材を変えたことでいっきに成長。低迷から脱却したティーライフの軌跡に成功要因をみる。

執筆者:藤田 幸江

 ◆ ネットは通販のよい媒体にはなりえない!?


では、このような紙媒体での通販で業績を伸ばしてきた企業では、ネット活用において、どのような見解をもっているのだろうか。

率直にいえば、ネット市場はまだ規模が小さい。
アナログ的な通販事業で成功しているところであれば、ほとんどが同じことをいうだろう。これら通販では、案内の紙媒体に膨大な費用がかかる(売上の2~3割)が、売上も年間数十億から数百億円と、ネットと比較すると桁が違う。

ティーライフもネット展開をしている。しかし、現状ではネット売上は全体のわずか5%(といっても年間2億円以上)。10%になるまでには遠くないというが、それでも懸念はある。

ある大手サイトへバナー広告を出稿したところ、CPO(Cost per Order:1件の購入獲得のためのコスト)は20万円と、悲惨な広告効果を味わったこともある。

現在、アドワーズやオーバーチュアのPPC広告へ出稿している。出稿開始当初は「プーアール」のキーワードで1週間で500件の注文がきた。ところが、1ヶ月たつと100件へと激減。

ネットは即効性はあるが、レスポンスの低下も早い。これを同社常務取締役の鈴木和美氏は、「ネットは2~3ヶ月で池があれる」と説明する。つれる魚がいなくなってしまうのだ。紙媒体のケースにおいても、もちろん時間の経過とともに(1~1年半で)反応率は下がる。けれどもネットの急変さに比較すれば、反応の継続性はその何倍にもなる。

顧客生涯価値についても、紙媒体からの顧客のほうが長い。同社ではメルマガも発行しているが(月2回、読者35,000人)ネットの顧客は移り気だという。

「ネットは通販ビジネスのよい媒体にはなりえない」というのが結論。こういってしまうとミもフタもないが、初期接触をネットで、その後は紙媒体を通してアナログ的な接触を行うことで、優良顧客へと育ててゆく可能性がないわけでもない。

次回は、ティーライフの顧客コミュニケーションにおいて、どこにどんなふうに注力しているのかをご紹介する。


【関連サイト】
ティーライフ
実際にプアール茶を買ってみると、なぜリピート購入が多いのか、同社のきめ細かな取組みが実感できる。どうぞ購入してみてください。

ムトウの子会社ミックの同梱サービス
ネットでの告知が一巡したら、同梱チラシで新規顧客獲得を検討してみては。アナログ手法も今は無視できない。


【関連情報】
通販成功への軌跡(下)
アナログ展開で通販を伸ばした企業では、「ネットは通販のよい媒体にはなりえない」の見解が一致している。そこにはネットの限界があるとみる。記憶に残るコミュニケーションなくして成功なし。
"初期接触"から効果的な"追客"へ
ゼロから1億円,通販勝ち組の秘話


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